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Thursday, November 14, 2019

ロシアから超小型SDRラジオ(0.1MHz~1000MHz対応)が販売

 ロシアのアマチュア無線家達が、小型SDRラジオ (МАЛАХИТ DSP портативный SDR радиоприемник)の販売を開始したようです。まずはこの動画を見てください。




 このSDR受信機のスペックは

  • 受信周波数:0.1MHzから1000MHz
  • 表示帯域幅は160kHz
  • AM WFM NFM SSB(LSB/USB)復調
  • リチウムイオン電池駆動
  • 消費電流は最大300mA
  • 制御プログラム、回路図は公開されています。(下リンクを参照)
とのことです。完成品は12500ルーブル(約21000円)で、裸の基板だけだと1100ルーブル(約1860円)。FM放送の占有周波数帯域幅は200kHzなので、帯域幅はこの倍は欲しいところ。中波の受信性能は良くわかっていません。

このSDRラジオのフォーラム(ここをクリック)によると、コンポーネントキットも販売されるようで、これはもしかすると、基板は完成品で、それをケースに組み込んで、ボリューム等の多少のはんだ付けで完成させるものなのかなと想像しています。

ウルトラライト受信機の候補にはなってくるのではないでしょうか? 今年のTDXC忘年会のネタにしたくなり、製作者に現在コンタクト中です。

こちらは、屋外でのテスト受信の風景。FM放送波のスペクトルは表示帯域幅不足で全部は見えていません。ツマミは手作り感がありますね。


また何かわかりましたらブログで紹介していきたいと思っています。
МАЛАХИТは英語でMalachite (マラカイト)であり、孔雀石というパワーストーンを
意味しているようです。なかなかロシアらしい渋いネーミングですね。



Sunday, November 10, 2019

北海道でWBZ(Boston)とAbsolute Radio(England)がキャッチされました

WBZ and Absolute Radio were caught in this November Hokkaido DXpedition! 


   11月の最初の週末に開催されたこのペディションに私も参加予定でしたが、私の母親の病気のため参加することができませんでした。しかし、二人のベテランDXerであるシエスタさんとしんぞうさんが、今年も快挙を達成されています。北北東に張った450mのビバレージアンテナでと北北西に張った350mのビバレージアンテナを使って北米東海岸ボストンのWBZ-1030kHz そして英国のAbsolute Radio-1215kHzの受信に成功されています。快挙達成おめでとうございます。

 受信音は、ebbs-zettoにアップされています。ここをクリック


   Unfortunately, I couldn't join this DXpedition in Hokkaido held on the weekend of the first week of this November because of my mother's illness. But two veteran Japanese MW DXers, Siesta-san, and Shinzo-san (Both names are their nickname.) achieved great MW DXing results.  WBZ (Boston, U.S.A) on 1030kHz and Absolute Radio(England) on 1215kHz were caught with using 450m NNE and 350m NNW beverage antennas.  Congratulation!!!!

 These reception audio files are uploaded in ebbs-zetto.  Click here.
(ATTN: You can hear the audio files by clicking ”添付” in this page.)




Sunday, October 20, 2019

イタリアのファヴィニャーナ島で受信されたRKB毎日放送


イタリアのファヴィニャーナ島で受信されたRKB毎日放送
RKB Mainichi Hoso received on Favignana Island, Italy

 RealDXのメーリングリストに、イタリアのMW DXerであるAndrea Lawendel,
アンドレア・ロウエンデルさん(以下アンディさん)から、10月17日の17:43UTCに、自分がファヴィニャーナ島で受信した周波数1278kHzのこの局は日本のRKB毎日放送だろうか?という問い合わせが受信音声ファイルと一緒に送られてきました。

Fig.1 アンディさんから送られてきたファヴィニャーナ島の写真

 
 このファヴィニャーナ島は、地中海シシリー島側の観光地となっている島であり、海の透明度が抜群に良いことで有名です。アンディさんによると、この島はかつてマグロ漁の基地とマグロの処理工場があり、よく日本の企業もこの島に新鮮なマグロの買い付けにきていたとのことです。しかし現在はマグロの乱獲が問題となり、マグロ漁は禁止されてしまったそうです。

Fig.2 ファヴィニャーナ島の位置(シシリー島のすぐそばにある)

 ファヴィニャーナ島の動画もYoutubeからピックアップしたものを掲載しておきます。こんなところで数週間のんびりと飽きがくるまで過ごしてみたいものですね。


 さっそく送られてきた音声クリップを再生して聴いてみると、フェージングを伴って別の局のバック(アンディさん曰く、イランのラジオ局とのこと)に日本語が聞こえていました。1278kHzの周波数を割り当てられている日本の中波局はRKB毎日放送しかないので、日本語が聞こえている段階で同局であることは確定なのですが、じっくり日本語を聞いてい見ると、日本広告機構のコマーシャルの他に、RKBの櫻井浩二アナウンサーの看板番組インサイトの番組コマーシャルも流れていました。このことをアンディさんにメールで伝えるととても喜んでくれました。

Fig.3 RKB櫻井浩二アナの看板番組インサイト

 DX歴45年のアンディさんによると、なんでもイタリアで日本の中波局を受信するのはとても難しいとのことです。私が是非自分のブログでアンディさんのRKB受信成果を紹介したいと伝えると、「光栄です。」と快く承諾してくださいました。

アンディさんは、ファヴィニャーナ島での庭先に8mのワイヤーとALA100のプリアンプを使ってループアンテナを構築して同局を受信されたそうです。 では、早速アンディさんがファヴィニャーナ島で受信したRKB毎日放送の音を聞いてみましょう。冒頭外国語混信がありますが、数秒後から日本語が浮き上がってくるのがわかります。ファイルの先頭から37秒後付近から、櫻井浩二アナの番組「インサイト」のコマーシャルが始まるのがわかるかと思います。

これがイタリアで受信されたRKB毎日放送の音!

受信日時 2019年10月17日 17:43UTC
受信地 イタリア・ファヴィニャーナ島
使用アンテナ ループアンテナ+ALA1000
受信者 Andrea Lawendel


(再生できない場合は、しばらく経ってから再生してみてください。これはGoogleの仕様です。ごめんなさい。m(__)m)

 10月17日の17:43UTCの夜間エリアの状況を次の図に示します。アンディさんは、日没直後くらいにRKB毎日放送を受信されたのですね。いわゆる一次伝搬というものでしょうか。伝搬距離はおよそ9800kmもあります。

Fig.4 10月17日の17:43UTCの夜間エリアの様子

Fig.4 アンディさん自作の8mループアンテナ(赤いケーブルがそうだと思われます)

 RKB毎日放送の放送波は地中海まで良く飛ぶもんだなあと思い、送信アンテナはどこにあるだろうとグーグルマップで調べてみて思わず「なるほどね」と思ってしまいました。RKB毎日放送の送信アンテナは、海の干拓の中に建っていました。目の前は海であり、海利得(シーゲイン)の恩恵を充分に受けていると考えられます。海利得についてお知りになりたい方は、戸塚DXersサークルの季刊誌PROPAGATION Edition.4 の91ページに掲載させていただいた私の執筆記事「中波帯の海利得(Sea Gain)について ~なぜ海岸付近での中波DX ペディションが有利なのか~」を参照いただければ幸いです。

  ところでこの送信鉄塔、塩害対策は取ってあるとは思うのですが、どんな対策が取られているのか個人的にはとても興味があります。


Fig.5 RKB毎日放送の送信アンテナ(福岡県和白干拓)Google Earthより

 アンディさんもこの海利得のことについては、海岸効果(Coast Effect)という名前でご存知でした。海岸付近で受信すると、例えばTPDX(太平洋越えの中波DX)もちょっとしたトランジスタラジオで可能になったりします。次の動画は、千葉県・太東埼で実際に北米西海岸の中波局を受信した様子です。海利得のおかげで高級な受信機や大型のアンテナを使わなくても結構受信できてしまいます。アンディさんも海岸効果の恩恵を享受すべく、シシリー島やこのファヴィニャーナ島にミラノからDXペディションに来ていらっしゃっているとのことでした。我々が東北の三陸等にDXpeditionに行くのと似ていますね。


  アンディさんは、ここファヴィニャーナ島はノイズも少ないだろうと期待していたらしいのですが、実際は夏休みということもあって、人が多いところはノイズも多く期待通りではなかったとのことでした。ここは中波DXerなら誰しも悩むところですね。

Friday, October 11, 2019

Our Sanriku(三陸)DXpedition was cancelled due to the super typhoon called ”Hagibis".

台風19号により三陸DXペディションを泣く泣く中止

 今週末の三連休は、スーパーチームといっても過言ではない中波DXerの方々と三陸エリアにてTPDXを狙う毎年恒例の秋のDXペディションを実施する予定だったのですが、台風19号により泣く泣く中止となってしまいました。本当に本当に残念です。

 この台風19号(ハギビス)ですが、アメリカで発生するハリケーンに使われるカテゴリー5(最大)に匹敵しているとのことで、スーパータイフーンと呼ばれるとのことです。しかし本当に巨大ですね。怪物級です。大きな災害が発生しないことを願うしかありません。