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Wednesday, July 31, 2019

杏里 Last Summer Whisper

 実に蒸し暑い日が続いています。この歌を聴いていると、そんな暑い中でも、実にリラックスした雰囲気になります。杏里の軽やかな伸びのある声が、清涼感を感じさせます。歌の内容は男女の愛の終わりを描いているんですけどね(笑)。でも、僕はこの二人は別れるようで、別れないような気もしますね。いいなぁ。アハハハ(^_^;)。
 皆様良い夏をお過ごしください。




E-book of TDXC PROPAGATION Edition.7 is published.

   Totsuka DXer's Circle (TDXC) has published its annual report "PROPAGATION" on July 30. Most of the articles are written in Japanese, but you can imagine what is written about because of a lot of pictures in each column.  Some articles are written in English too. TDXC is trying to increase articles written in English.

  戸塚DXer'sサークル(TDXC)が7月30日に毎年恒例のPROPAGATION (今年はEdition 7)の電子ブックを発行しました。殆どの記事は日本語で書かれていますが、どの記事も写真が多く掲載されているので、日本語がわからなくても内容を想像できるかと思います。いくつかの記事は英語でも書かれています。TDXCでは、英文記事の数を増やそうと努力もしているところです。

   I had a chance to translate a paper "The 160-Meter Band: An Enigma Shrouded in Mystery" written by Cary Oler, and Dr. Theodore J. Cohen, N4XX into Japanese in this report. This article would be helpful for MW DXing.

 TDXCメンバーでもある私はアメリカのCQ誌に過去に掲載されたケリーオラー氏とドクターセオドア・コーエンによる論文 "The 160-Meter Band: An Enigma Shrouded in Mystery" (神秘に包まれた160mバンドの謎)の日本語翻訳をするチャンスをいただき、この号に掲載させていただきました。(翻訳許可は、この論文の執筆者両氏とCQ誌の編集担当者から正式に許可をいただいています。)この記事は160mバンドの電波伝搬に関するものですが、中波DXにも有用な知見になると思っています。あまり上手でない翻訳かもしれませんが、読んでいただけると幸いです。

   You can see how Japanese DXers enjoy many kinds of DXing here in Japan. It might be interesting to compare with your DXing activities with ours.

 PROPAGATIONを読んでいただければ、どのように日本のDXerが様々なDXingを楽しんでいるのかをわかっていただけると思います。皆さんのDXingの楽しみ方と比較するのも興味深いと思います。

  You can download the e-book of PROPAGATION here. You can also read past PROPAGATIONs here too.

 PROPAGATIONは、以下のリンクからダウンロードできます。過去に出版されたものもダウンロード可能です。

 http://my-bcl-life.sakura.ne.jp/PROPAGATION.htm

 I would appreciate if you could give me your comment about this PROPAGATION.

 本誌について皆様からのコメントをいただけましたら、光栄です。

PROPAGATION Edition 7 長谷川編集長による表紙イラストはいつも極上!

Friday, July 26, 2019

ほんとうのあしたは?


 あしたのジョー(原作:高森朝雄 漫画ちばてつや)から引用させていただきます。僕はこのシーンがとても好きです。

講談社漫画文庫 あしたのジョー第二巻95ページから引用しました
丹下段平がジョーにクロスカウンターを体で覚えさせるために自らを犠牲にしたのですが、そんな丹下段平を見た白木葉子は悟ります。

「すばらしいあしたは、きょうという日を綺麗事だけ、お体裁だけ整えて過ごしては永
 久にやってこないわ。」
「しかも他人には変人扱いをされる今日という日があってこそ... あしたは...」
「ほんとうのあしたは!」  


この白木葉子のセリフを読み返す度に、このシーンは今の時代への強烈なパンチのように感じられます。そしてとても勇気づけられます。

あしたのジョーという漫画を知ることができて本当に良かったと思います。

Thursday, July 25, 2019

ロシアビザセンターで観光ビザ申請をしてみた

 過去3回のモスクワ旅行では、東京都港区の東京タワー側にある、在日ロシア大使館の領事部に朝一で並び、必要な書類(旅行バウチャーと申請書類、顔写真とパスポート)を提出し、11日営業日以降のパスポート引取で無料で観光ビザを取得できていました。しかし、最近はこの領事部でのパスポート申請に、観光シーズンなどでは朝5時から申請に並ぶ人も出てくる程混雑することが多かったようで(ロシアビザセンタースタッフ談)、どうやらこのロシアビザセンターがビザ申請受付代行業務の開始となったようです。在日大使館領事部のお知らせはこちら

 もちろん、これまでどおり、領事部でも申請は可能なのですが、なんと事前予約が必要となりました。私もこれまでどおり、領事部での申請をと思い、事前予約のWebページから予約をしようと思ったのですが、全く空きがなかったため、領事部での申請を断念し、ロシアビザセンターでの申請となったわけです。ちなみに、このロシアビザセンターは、だいぶ前から、ビザ代行申請業務をおこなっている、ロシアビザセンターとは異なりますので、注意してくださいね。しかし、同大使館領事部も、もう少しネーミング考えればいいのにと思いますけどね。領事部の事前予約ページも、英文とロシア語と日本語が入り乱れたり、スッキリしません。英語が分かる人は問題ありませんが、一般の日本人の利用を考えると改善は必須だと思います。領事部の方、日本語訳が必要だったら、無報酬でお手伝いしますよ。そのかわりロシア語教えてくださいね。(Если вам нужен японский перевод, я помогу вам бесплатно. Вместо этого, пожалуйста, научите меня русскому языку.)

さて、今回新たにオープンしたロシアビザセンターは、地下鉄銀座線の溜池山王駅の9番出口から徒歩5-6分の赤坂アビタシオンビルの7Fにあります。Google mapのストリートビューはこちら。ビルの入口には、7月23日現在、看板は出ていないので、とにかくエレベーターで7Fに上がりましょう。エレベータから降りると、右手(だったと思います)に入り口があります。(ロシアビザセンターのアクセス、連絡先はこちら)このセンターはインターリンクジャパン合同会社が運営しているようです。

ロシアビザセンターの入り口(できたてホヤホヤ感が満載)
このロシアビザセンターでのビザ申請にも、事前予約繰り返していうと、領事館での申請でも、このロシアビザセンターでの申請でも、事前予約が必要です。)が必要となります。ロシアビザセンターのここから、事前予約をします。私は12時ちょうどを選択し、予約した同日同時間5分前に到着しました。

 中はこんな感じです。できたてホヤホヤ感満載です。

ロシアビザセンターの内部
スタッフは全員ロシア人女性。その中の一人がリーダのようでした。日本語は全員とても達者です。おそらく旦那様が日本人だったり、日本企業に務めたたご経験がある方々なのかなと思いました。皆さん集中して申請受付の仕事をされてました。 が、私が到着した12時5分前には、すでに12時の予約組が5名程いたのですが、12時になっても12時前の予約の申請業務が片付かず、待ちぼうけを食らう羽目になりました。スタッフの皆さんは集中して作業しているものの、申請者の捌き方が熟れていない印象が強かったです。ここは改善が必要ですね。また、私が入った時に、既に12時予約組が5名程いたのですが、それは待っている間に、判明したことで、入った時に今どういう状況なのかが全くわからないのです。領事館の場合は、番号札を引いて、スクリーンに自分の数字が出るのを待ちつつ申請をするタイミングを知ることができたのですが、ここでは、それが無いのです。かといって、スタッフが上手に采配するかというと、、、しなかったですね。(笑)ここも改善してほしいですね。(繰り返しになりますが、スタッフは集中して作業はしていましたし、きちんと申請時の説明も日本語で丁寧にしてくれていました。ここは高評価です。
 
 日本の会社では見かけないと思うのですが、申請者を捌ききれていない状況にもかかわらず、スタッフは交代の時間がくると、交代者がいるいないにかかわらず、即座に席をたっていなくなっていました。(こっちは待ってるんだぜーと思うこと10回)

 結局、私の申請受付は12時30分でした。30分遅れたことになります。申請受付を担当してくれた女性に、「これまでは、朝領事館に行ってスムースに申請できて、11日営業日以降の受取なら、無料だったのに、ここでは申請代行料(4500円)は、取られるし、12時の予約だったけど、30分も遅れたしで、いいことないなあ。」とボヤいたら、担当してくれた女性から、「朝5時から領事館前に椅子を置いて並ぶのに比べたらいいんじゃないかと思いますよ。今日は全然混んでいないほうです。30分待つのは、待つには入らないかなあ(笑)」とフレンドリーに言われ、私は「ここはロシアなんだ。日本じゃないんだ。」と
自分に言い聞かせたのでした。後で、Whatsupでモスクワのロシア人の友人に30分遅れのことをボヤいたら、「30分遅れでできたのなら、Good Jobだよ。」と返信があり、思わず笑ってしまいました。私がせっかちなのかもしれませんね。(笑)

 ただ、代行料4500円は、彼女達の人件費に使われるのだと思いますが、これまで無料でできたことを思うと残念ですね。正直高い。もし同額取るのであれば、もう少しオペレーションを全体的に改善してほしいところです。

 私は追加で代行料4500円と、11日営業日以降、SNSでVISAの受取ができる日を伝えてくれるサービス料200円をクレジットカードで支払いました。もちろん現金でも支払いは可能です。このVISA発給(4500円のみかかるケース)は11日から20営業日の受取になるのですが、11日営業日以上かかるケースはあるのか?と聞いたら、「稀にある。」とのことでした。私は日本を出発する日の3日前が11日営業日なので、心配になり「稀っていうのはどのくらい?」と聞いたところ、「99.9%は11日営業日で大丈夫(笑顔)。」と言われ、それを信用することにしました。さてどうなりますことやら。

Saturday, July 13, 2019

MW TPDX stations of the U.S and Canada caught in Japan

  This article is released for the first time in about a month. I have been very busy with my daily work since last month.

一ヶ月ぶりのブログ更新になります。本職がとても忙しくブログに手が回りませんでした。

  MW DXing to catch TPDX stations in the U.S. and Canada here in Japan has a long history, including professional monitoring.  I have heard that a 600m long Beverage antenna at about 5m  was built near the coast of Chiba Prefecture to monitor west-coast MW stations in the U.S.for news coverage in the 1950s.

 日本における北米、カナダを対象とした太平洋超え伝搬の中波DXはプロのモニタリングも含めると長い歴史があるようです。1950年代には、千葉の海岸に600mのビバレージアンテナが建設され、アメリカの動向取材のため、アメリカ西海岸の中波局が受信されていたことがあると聞いたことがあります。当時は海外出張も頻繁にできなかったでしょうから、必要に迫られてのことだったのでしょう。

  As a hobby of radio reception (BCL), MW DXing is boomed from 1976  to 1983.
In this period, the monthly magazine for radio reception called Tanpa (短波) that means "short waves" was published in Japan and the magazine devoted some pages to MW DXing. However, MW DXing, especially for catching MW stations of North America, was not necessarily easy for radio hobbyists. At that time MW DXers could only monitor and record MW audio on one frequency per an MW radio receiver at the same time.

 趣味としてのラジオ受信(BCL)として、中波DXは1976年から1983年にかけてブームとなりました。この時期は月刊誌「短波」が日本で出版されていた時期でもあります。しかし、北米中波局の受信は必ずしも簡単なものではありませんでした。当時の中波DXer達は一台の受信機でひとつの周波数をモニターし、その音を録音するしかありませんでした。

  Since the year of 2007, several software-defined radios such as microtelecom's Perseus have been released, and it has been possible to capture all MW band at the same time, and MW DXers can take a long time to analyze the captured file in the other day until they are satisfied. This was a big revolution for MW DXing!

 2007年以降、マイクロテレコム社のペルセウスといったソフトウェアラジオ(SDR)が世に出て、中波帯を同時に全て記録することが可能になりました。中波DXer達はSDRを使うこと自分達が納得いくまで長い時間をかけて記録した信号を解析することができるようになりました。これは中波DXにおける革命でした。

  By using SDRs,  it is expected that the number of received TPDX stations of North America here in  Japan is increased.

 ソフトウェアラジオの活用により、日本で受信された北米中波局の数は増えていると思われます。

  Thanks to my Perseus, I started TPDXing with the support of veteran MW DXers several years ago, and I have already received a lot of MW stations in nearly half the U.S.and Canada.

 私もペルセウスのおかげで、ベテランの中波DXerの方々のサポート受けながらTPDXの受信を数年前から開始しました。すでにこれまで、アメリカ、カナダの半分近くの州の中波局を受信できています。

  Fig.1 shows received TPDX stations of North America in Japan as of today. We have already caught TPDX stations with sound clips, including relatively clear IDs in green and magenta states since 2018. You can hear the audio clips here, here and here. We really excited when we caught east-coast MW stations (WPTX-1690kHz, Lexington park Maryland and WBZ-1030kHz, Boston Massachusetts on last November.  This visualizing help us to understand which state MW stations in haven't been received yet very quickly.

 図1はこれまで日本で受信された北米中波局のある州を示しています。過去のBCL年鑑や、インターネット上で公表されている情報なども含めて図示しました。私達は、このうち、緑とマゼンタで塗られた州にあるいくつかの中波局は既に日本で受信し、比較的クリアに聞こえるIDを含むオーディオクリップも得ています。その音源は、例えば、ここここ、そしてここで聞くことができます。昨年の11月に達成した北米東海岸メリーランド州のWPTX-1690kHzやマサチューセッツ州のWBZ-1030kHzの受信には感激しました。
 このように受信した州を見える化することで、どの州のTPDX局がまだ受信されていないかがひと目でわかるようになり、今後の狙いを定める局の選定に役立つと思っています。(もし、記録漏れなどありましたら、ご教授いただければ幸いです。)

Fig.1 Received TPDX stations in the U.S. and Canada

  Fig.2 shows a clip from BCL yearbook 1980.  I was 15 years old when I read this book.  I was really amazed by the reception report of WCBS in New York. However, in the following yearbook, this reception report was omitted because the report might be made by misidentification. It is one of my targets to catch MW radio wave from New York. This reception will excite my spirit of romantic MW DXing. I will try to do it in this year when the sun activity is minimum.

  図2は、BCL年鑑1980から引用したアメリカ東海岸ニューヨークのWCBS-880kHzを受信したとされるレポートです。私がこの記事を読んだのは当時まだ15歳の時でしたが、「本当にそんなことがあるのか?」とかなり驚いたことを憶えています。しかし、次号以降のBCL年鑑では、誤認の可能性ありという理由で、掲載されなくなってしまいました。中波DXを楽しんでいる私にとってやはりニューヨークからの中波の電波をキャッチするのは、一つの目標というかロマンであり、太陽活動が極小期にある今年、受信にトライしたいと強く思っているところです。マサチューセッツが聞こえたのですから、可能性は十分にあるはずです。


Fig.2 Reception report of WCBS  collected in the BCL year book 1980
(日本BCL連盟 BCL年鑑1980 より引用)