Total Pageviews

Thursday, December 26, 2019

ピッツェリアの隠れ家的お店 La Don Na(ラ ドンナ)

東京・地下鉄大手町駅B6出口から、JR神田駅方向に歩いて約3分程行った、JR線高架下の2Fにピッツェリア&バー La Don Na(ラ ドンナ)はあります。ちょっと急な赤い階段を登る、客席16のこじんまりとしたお店です。

写真1 L Don Naの入口(大手町ラーメン横)

このお店では、本格的なイタリアン料理がお手頃価格で楽しめます。本日12月25日、大手町駅方面に用事があったので、夕方立ち寄ってみました。このお店を切り盛りする鈴木シェフお勧めのおまかせ料理をお願いし、お腹が空いていると伝えて一番人気のピザも1枚お願いしました。

 ここに来る前にちょっとした面談をこなしてきたので、疲れていたこともあり生ビールを一杯注文し、最初に出していただいたのは、季節の鮮魚カルパッチョ(900円)です。今回は新鮮な鯛とマスの卵が大変風味のよい塩とオリーブオイルで和えられており、塩加減が鯛の優しい甘味を絶妙に引き出していて、思わず「美味しい。」と言ってしまいました。ビールではなく白ワインを注文すれば良かったかも。このお皿が素敵ですよね。美しい地中海とまぶしい太陽が目に浮かぶようです。

写真2  季節の鮮魚カルパッチョ(900円)

続いてシェフに出していただいたのは、ブッラータのカプレーゼ(1600円)です。これ、ちょっと値段はしますが、私の感想は「まさにケーキ」。甘い香りのするフルーツトマトを綺麗にお皿に沢山並べて、その上にモッツァレラチーズがずーんと乗っているのですが、このモッツァレラチーズがタダモノではありません。生クリームを練りこんであるのです。またフルーツトマトは糖度が高く、香りも味もイチゴのようです。そこに生クリームが練りこんであるモッツァレラチーズが合わさって、まるでショートケーキを食べているような感覚を覚えます。トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼっていうと、イタリアンレストランや居酒屋でもお馴染みですが、ラ ドンナさんのこのブッラータのカプレーゼは「別格」です。

写真3 ブッラータのカプレーゼ(1600円)

次にシェフに出していただいたのは、このお店で一番人気のピザ、トリュフ風味ピッツア ビスマルク(1350円)です。これに今回は追加で黒トリュフを乗せていただきました。追加でイタリア産赤ワインをグラスで注文。

写真4 トリュフ風味ピッツア ビスマルク(1350円)+黒トリュフ(追加)

これ、半熟卵焼きがピザの上に乗っていて、それを潰してピザの上に広げて食べるんですが、トリュフの香りと相まってとても美味しかったです。ピザ生地や、この周囲の焦げた感じ、食べながら、私は大昔にイタリア・ナポリに出張で訪れた際に地元で食べたピザを思い出していました。後で知ったのですが、鈴木シェフは、イタリアのナポリピッツア職人協会認定のピッツァイオーロ(ピザ職人)でいらっしゃるのです。なるほど納得。一枚は結構大きいので、もうお腹一杯になりましたよ。大満足の一品でした。

デザートには、イタリアン・アイスクリームとケーキ、ブラックコーヒーをいただきました。

写真4 デザートのイタリアンケーキとアイスクリーム

店内には、イタリアのFMラジオ局の番組が常時流れており、イタリアの雰囲気があります。また鈴木シェフの奥様はワインソムリエでもあり、イタリア産ワイン等丁寧に紹介して下さいます。

今回は私一人で行きましたが、そうですね、3-4名で行ってワインを飲みながら、シェアしながら食べるのが一番いいかもしれません。とてもアットホームで温かい感じのするお店です。皆さんの大手町駅に来た時はこの高架下にあるこの隠れ家的&本格的ピッツェリアのお店ラ ドンナに是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 美味しいですよ!

写真5 ラ ドンナの行き方(地下鉄大手町駅B6出口からJR神田駅方向徒歩約3分)



Sunday, December 15, 2019

A candidate place for TP-DXpedition

  Since the middle of last month, I 've been quite busy with my current job. I couldn't update my blog at all.
  I have been checking a good place for TPDXpedtion near Tokyo. At last, I found it! A 20m-40m-D-Kaz antenna or SAL-antenna could be set up here.
  I am still not sure that this place is electric noisy or not but it is worth to try to visit here.  There is New York on the direction of the diagonal line of this place.
  I want to visit here next February or Spring with my friends

Fig.1 A candidate place for TPDXpedtion



Wednesday, November 20, 2019

在日ロシア大使館から電子ビザ取得に対する注意喚起が出ています

 Facebookの在日ロシア大使館ページにおいて、同大使館から電子ビザ取得に関する注意喚起メッセージが出ていましたので、ここに引用掲載しておきます。
Facebookページへのリンクはここをクリック

 電子ビザの取得はロシア外務省の特別サイトevisa.kdmid.ruにおいてのみ発行手続きが可能ですが、どうやら、怪しげな旅行業者等が、電子ビザの申請・取得をかなり高い手数料で請け負っている様子です。この怪しげな旅行業者が行った電子ビザ申請・取得における申請手続きの不備によってロシアへの入国が許可されなかったとしても、代理で電子ビザ申請手続きを行う仲介業者は何ら保障されない。とあります。

※2019年11月現在、日本からロシア極東地域(詳細はここをクリック)に限って電子ビザの発行を認めています。なお、2021年からは、ロシア国内全エリアに対して電子ビザが発行されるという報道があります。詳しくはここをクリック

在日ロシア大使館は、「電子ビザは仲介業者ではなく外国人個人による申請に基づき発行されることを最後に述べておきたい。ロシア旅行が快適なものになるかどうかは、申請内容の正確さにその多くがかかっているのである。」と述べています。

至極当たり前のことだとは思いますね。

 Facebookページが参照できない人のために、ここにFacebookのページの画面キャプチャーを掲載しておきます。キャプチャーした画面は何の改変もされていないことをここに記載しておきます。


The Embassy of the Russian Federation to JapanのFacebookページから引用

The Embassy of the Russian Federation to JapanのFacebookページから引用

Thursday, November 14, 2019

ロシアから超小型SDRラジオ(0.1MHz~1000MHz対応)が販売

 ロシアのアマチュア無線家達が、小型SDRラジオ (МАЛАХИТ DSP портативный SDR радиоприемник)の販売を開始したようです。まずはこの動画を見てください。




 このSDR受信機のスペックは

  • 受信周波数:0.1MHzから1000MHz
  • 表示帯域幅は160kHz
  • AM WFM NFM SSB(LSB/USB)復調
  • リチウムイオン電池駆動
  • 消費電流は最大300mA
  • 制御プログラム、回路図は公開されています。(下リンクを参照)
とのことです。完成品は12500ルーブル(約21000円)で、裸の基板だけだと1100ルーブル(約1860円)。FM放送の占有周波数帯域幅は200kHzなので、帯域幅はこの倍は欲しいところ。中波の受信性能は良くわかっていません。

このSDRラジオのフォーラム(ここをクリック)によると、コンポーネントキットも販売されるようで、これはもしかすると、基板は完成品で、それをケースに組み込んで、ボリューム等の多少のはんだ付けで完成させるものなのかなと想像しています。

ウルトラライト受信機の候補にはなってくるのではないでしょうか? 今年のTDXC忘年会のネタにしたくなり、製作者に現在コンタクト中です。

こちらは、屋外でのテスト受信の風景。FM放送波のスペクトルは表示帯域幅不足で全部は見えていません。ツマミは手作り感がありますね。


また何かわかりましたらブログで紹介していきたいと思っています。
МАЛАХИТは英語でMalachite (マラカイト)であり、孔雀石というパワーストーンを
意味しているようです。なかなかロシアらしい渋いネーミングですね。



Sunday, November 10, 2019

北海道でWBZ(Boston)とAbsolute Radio(England)がキャッチされました

WBZ and Absolute Radio were caught in this November Hokkaido DXpedition! 


   11月の最初の週末に開催されたこのペディションに私も参加予定でしたが、私の母親の病気のため参加することができませんでした。しかし、二人のベテランDXerであるシエスタさんとしんぞうさんが、今年も快挙を達成されています。北北東に張った450mのビバレージアンテナでと北北西に張った350mのビバレージアンテナを使って北米東海岸ボストンのWBZ-1030kHz そして英国のAbsolute Radio-1215kHzの受信に成功されています。快挙達成おめでとうございます。

 受信音は、ebbs-zettoにアップされています。ここをクリック


   Unfortunately, I couldn't join this DXpedition in Hokkaido held on the weekend of the first week of this November because of my mother's illness. But two veteran Japanese MW DXers, Siesta-san, and Shinzo-san (Both names are their nickname.) achieved great MW DXing results.  WBZ (Boston, U.S.A) on 1030kHz and Absolute Radio(England) on 1215kHz were caught with using 450m NNE and 350m NNW beverage antennas.  Congratulation!!!!

 These reception audio files are uploaded in ebbs-zetto.  Click here.
(ATTN: You can hear the audio files by clicking ”添付” in this page.)




Sunday, October 20, 2019

イタリアのファヴィニャーナ島で受信されたRKB毎日放送


イタリアのファヴィニャーナ島で受信されたRKB毎日放送
RKB Mainichi Hoso received on Favignana Island, Italy

 RealDXのメーリングリストに、イタリアのMW DXerであるAndrea Lawendel,
アンドレア・ロウエンデルさん(以下アンディさん)から、10月17日の17:43UTCに、自分がファヴィニャーナ島で受信した周波数1278kHzのこの局は日本のRKB毎日放送だろうか?という問い合わせが受信音声ファイルと一緒に送られてきました。

Fig.1 アンディさんから送られてきたファヴィニャーナ島の写真

 
 このファヴィニャーナ島は、地中海シシリー島側の観光地となっている島であり、海の透明度が抜群に良いことで有名です。アンディさんによると、この島はかつてマグロ漁の基地とマグロの処理工場があり、よく日本の企業もこの島に新鮮なマグロの買い付けにきていたとのことです。しかし現在はマグロの乱獲が問題となり、マグロ漁は禁止されてしまったそうです。

Fig.2 ファヴィニャーナ島の位置(シシリー島のすぐそばにある)

 ファヴィニャーナ島の動画もYoutubeからピックアップしたものを掲載しておきます。こんなところで数週間のんびりと飽きがくるまで過ごしてみたいものですね。


 さっそく送られてきた音声クリップを再生して聴いてみると、フェージングを伴って別の局のバック(アンディさん曰く、イランのラジオ局とのこと)に日本語が聞こえていました。1278kHzの周波数を割り当てられている日本の中波局はRKB毎日放送しかないので、日本語が聞こえている段階で同局であることは確定なのですが、じっくり日本語を聞いてい見ると、日本広告機構のコマーシャルの他に、RKBの櫻井浩二アナウンサーの看板番組インサイトの番組コマーシャルも流れていました。このことをアンディさんにメールで伝えるととても喜んでくれました。

Fig.3 RKB櫻井浩二アナの看板番組インサイト

 DX歴45年のアンディさんによると、なんでもイタリアで日本の中波局を受信するのはとても難しいとのことです。私が是非自分のブログでアンディさんのRKB受信成果を紹介したいと伝えると、「光栄です。」と快く承諾してくださいました。

アンディさんは、ファヴィニャーナ島での庭先に8mのワイヤーとALA100のプリアンプを使ってループアンテナを構築して同局を受信されたそうです。 では、早速アンディさんがファヴィニャーナ島で受信したRKB毎日放送の音を聞いてみましょう。冒頭外国語混信がありますが、数秒後から日本語が浮き上がってくるのがわかります。ファイルの先頭から37秒後付近から、櫻井浩二アナの番組「インサイト」のコマーシャルが始まるのがわかるかと思います。

これがイタリアで受信されたRKB毎日放送の音!

受信日時 2019年10月17日 17:43UTC
受信地 イタリア・ファヴィニャーナ島
使用アンテナ ループアンテナ+ALA1000
受信者 Andrea Lawendel

(再生できない場合は、しばらく経ってから再生してみてください。これはGoogleの仕様です。ごめんなさい。m(__)m)

 10月17日の17:43UTCの夜間エリアの状況を次の図に示します。アンディさんは、日没直後くらいにRKB毎日放送を受信されたのですね。いわゆる一次伝搬というものでしょうか。伝搬距離はおよそ9800kmもあります。

Fig.4 10月17日の17:43UTCの夜間エリアの様子

Fig.4 アンディさん自作の8mループアンテナ(赤いケーブルがそうだと思われます)

 RKB毎日放送の放送波は地中海まで良く飛ぶもんだなあと思い、送信アンテナはどこにあるだろうとグーグルマップで調べてみて思わず「なるほどね」と思ってしまいました。RKB毎日放送の送信アンテナは、海の干拓の中に建っていました。目の前は海であり、海利得(シーゲイン)の恩恵を充分に受けていると考えられます。海利得についてお知りになりたい方は、戸塚DXersサークルの季刊誌PROPAGATION Edition.4 の91ページに掲載させていただいた私の執筆記事「中波帯の海利得(Sea Gain)について ~なぜ海岸付近での中波DX ペディションが有利なのか~」を参照いただければ幸いです。

  ところでこの送信鉄塔、塩害対策は取ってあるとは思うのですが、どんな対策が取られているのか個人的にはとても興味があります。


Fig.5 RKB毎日放送の送信アンテナ(福岡県和白干拓)Google Earthより

 アンディさんもこの海利得のことについては、海岸効果(Coast Effect)という名前でご存知でした。海岸付近で受信すると、例えばTPDX(太平洋越えの中波DX)もちょっとしたトランジスタラジオで可能になったりします。次の動画は、千葉県・太東埼で実際に北米西海岸の中波局を受信した様子です。海利得のおかげで高級な受信機や大型のアンテナを使わなくても結構受信できてしまいます。アンディさんも海岸効果の恩恵を享受すべく、シシリー島やこのファヴィニャーナ島にミラノからDXペディションに来ていらっしゃっているとのことでした。我々が東北の三陸等にDXpeditionに行くのと似ていますね。


  アンディさんは、ここファヴィニャーナ島はノイズも少ないだろうと期待していたらしいのですが、実際は夏休みということもあって、人が多いところはノイズも多く期待通りではなかったとのことでした。ここは中波DXerなら誰しも悩むところですね。

Friday, October 11, 2019

Our Sanriku(三陸)DXpedition was cancelled due to the super typhoon called ”Hagibis".

台風19号により三陸DXペディションを泣く泣く中止

 今週末の三連休は、スーパーチームといっても過言ではない中波DXerの方々と三陸エリアにてTPDXを狙う毎年恒例の秋のDXペディションを実施する予定だったのですが、台風19号により泣く泣く中止となってしまいました。本当に本当に残念です。

 この台風19号(ハギビス)ですが、アメリカで発生するハリケーンに使われるカテゴリー5(最大)に匹敵しているとのことで、スーパータイフーンと呼ばれるとのことです。しかし本当に巨大ですね。怪物級です。大きな災害が発生しないことを願うしかありません。



Sunday, October 6, 2019

中波DXと北極のオーロラ その4

中波DXと北極のオーロラ その4
MW DXing and Aurora Borealis Part 4

 これまで、オーロラが北極エリアに出現すると、中波電波は影響を受け、伝搬に障害がでることを、いくつかの文献等を通じて、紹介してきました。では、オーロラの程度(強さ、出現)はどのように知ることができるのでしょうか?

 オーロラの出現予測は、アメリカのNOAA(アメリカ海洋大気庁)の30分毎の予測データを利用することができます。さらにそのオーロラによる、北極地域の地磁気の乱れの尺度としてAEインデックスを利用することができます。更新間隔は1分のようです。このAEインデックス、リアルタイムデータ(速報値)が京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センターのホームページから利用することができます。AEインデックスのグラフの変化が激しい程、北極地域の地磁気の乱れが激しいことになります。

 AEインデックスは、北極地域にある12の観測所で測定された地磁気データをを元に作成されています。このグラフの中にAE以外に、AOやAU、AO等もあり、これにはそれぞれ意味がありますが難しい内容になります。中波DXをやる上では、とりあえずは、このグラフの暴れ具合を気にするだけで充分だと私は考えています。(AU,AL,AOの意味については、ここに参考文献があります。関係性は、AE=AU-AL, AO=(AU+AL)/2です。)

 では、オーロラが盛大に発生した時のNOAAのオーロラ予測データとその日のAEインデックスのグラフを見てみましょう。図1は、2019年8月25日 10時25分(UTC)の時のオーロラ出現予測と同日のAEインデックスのグラフです。オーロラ予測データには盛大に赤い領域が出ており、オーロラが強く出ることが予測されています。実際にAEインデックスも派手に暴れており、オーロラ活動がとても活発だったことがわかります。こういう状況下では、北極伝搬は期待できないと考えられます。

Fig.1 Aurora Forecast for 2019-08-05 10:25UTC and AE index on the same day.

  イギリスの老舗中波DXerサークル"Medium Wave Circle"が出した昨年の季刊誌12月号に、イギリスのミドルズボロウや、イタリアで北米アラスカのKBRW(Barrow,680kHz)受信されたことがニュースとして掲載されていました。記事によるとこれまでは、北スコットランドでしかKBRWは受信されていなかった様子で大変珍しかったようです。KBRWからの電波伝搬は、イギリスやイタリアからすると、まさに北極伝搬となります。図2はKBRW(Barrow)からイタリアまでの伝搬路、および昨年の12月24日05:00UTCにイタリアの中波DXer Giampaolo GalassiさんがKBRWの受信に成功した時のAEインデックスを示したものです。残念ながらこの時間のオーロラ出現予測図のキャプチャーができていませんが、AEインデックスのグラフから、オーロラ活動は停滞していたと考えられます

Fig.2 Path between KBRW and Italy and AE index on Dec.24,2018

 Giampaoloさんの許可を得ておりますので、彼が受信に成功したKBRWの受信音をここで紹介します。彼は受信アンテナにK9AYを使ったそうです。18秒後、時報音の後に若い女性の声で"This is KBRW Silakkuagvic Communications Inc,..." (KBRWシロコービック コミュニケーションズインク...)と出ています。(とても弱いのでヘッドフォンで聴くことを推奨します。)正真正銘、北極伝搬の音です!たまたまですが、サイドからの被りが不思議な響きを持っていて雰囲気が抜群ですね。
  イタリアで受信されたKBRWの音


※再生できない時は、お手数ですが、しばらく経ってから再生してみてください。(再生できなくなる原因は、アクセス数が短時間に一定以上あると、Googleが再生できなくしてしまうという仕様にあります。)

では、我々が昨年の11月25日に東北海道ペディションで北米東海岸局、WBZ(MA,1030kHz)の受信に成功した時のオーロラ出現予測と、AEインデックスのグラフを紹介します。我々が混信がありながらもWBZをかなりクリアにキャッチした08:00UTC(日本時間17:00)には、KBRWが爆裂で大変良好かつクリアに入感していました。図3のAEインデックスのグラフを見てください、オーロラ活動は、同時刻付近ではとても停滞しており、さらにオーロラ出現予測図からは、KBRWのあるBarrow付近ではオーロラの出現確率がとても低かったことがわかります。

Fig.3 Aurora Forecast at 08:10 UTC on Nov.25,2018 and AE index on the same day

 それでは、この時のWBZの受信音と、KBRWの受信音を受信に使用したペルセウスのスペクトル動画として紹介します。受信に使用したアンテナはシエスタさんが製作された全長40mのTDDF(D-KAZ)アンテナです。


WBZ_1030kHzの受信音(08:00UTC on Nov.25)

男性の声で、" WBZ News radio 1030, WBZ Boston WXKS FM - HD2, Medford and Iheart radio station, This is WBZ, News radio 1030" と出ています。

続いて、KBRWの受信音です。通常この周波数(680kHz)はカリフォルニアのKNBRが居座っていることが多いのですが、この日はKBRWが優勢で、KNBRは完全といっていい程KBRWにつぶされていました。こんなに早い時間帯でKBRWが受信されることはこれまであまりなかったように思います。(大抵これまでは深夜の受信報告が多かったように思います。)


若い女性の声で"KBRW Silakkuagvic Communications Inc in Barrow Alaska, The voice of the north pole and thank you for listening.."と出ています。大変良好に入感しており、これが本当にアラスカのもっとも北部の放送局の電波なのか?と思ってしまうほどです。このIDの後、音楽が流れ、男性の声で” KBRW, Barrow”とIDが出ますが、その裏で、聞こえる英語はKNBR(CA)と出ているようです。KBRWがKNBRを打ち負かして、完全に逆転しているわけです。

 同日のWBZとKBRWの電波伝搬は、AEインデックスのグラフおよび、オーロラ発生予測図からわかるとおり、オーロラの影響をあまり受けずに到来したと考えられます。これらの2つのデータは、ペディション当日の北極伝搬の可能性を予測するのに使えそうですね。

 同時刻の受信点とWBZ,KBRW間の夜間エリアの状況を図3に示しておきます。受信地点は、ちょうどグレーゾーンを抜けた日没後となっています。

Fig.4 DX Atlas for 08:00UTC, Nov.25 2018 and propagation path

 実はこのWBZは、ファイルを何度も聞きなおしてみると、07:00UTC、06:00UTCでも混信が酷いもののIDが取れていました。ヘッドフォンで聴いていただきたいのですが、WBZ, Boston..というIDが出ていることがわかるかと思います。

まずは、06:00UTC (日本時間15:00)のWBZ受信音です。午後3時に聞こえるなんてちょっと驚きでもあります。


混信が激しいですが、開始5秒後に男性の声で、" WBZ Boston ....”と出ています!
この時の夜間エリアの状況は図5のとおり。まだ受信点は明るいですが、伝搬路方向の夜間エリア(コントロールポイント)で反射した電波が到達しています。コントロールポイントについては、過去のブログ記事「LRA Radio Nacional 870 kHzを初めて受信した時の思い出」を参照してください。
Fig.5 DX Atlas for 06:00UTC, Nov.25 2018 and propagation path

 続いて、07:00UTC(現地時間16:00)に受信したWBZの受信音です。混信は激しいのでヘッドフォンで聴くことを推奨します。この時は、別の東海岸局であるメリーランド州のWPTX(1690kHz)が良好に受信できました。


開始3秒で、男性の声で”Merry Christmas”と出て、続いて"WBZ Boston" と出ています。


 開始17秒後、ビリージョエルのHonestyの曲が終わると、"You are listening to southern Maryland favourite adult standards on WPTX 16-90 AM, Lexington Park Maryland.."と出ています。この時間のWPTXは1kW送信です。信じられないくらいクリアに受信できています。

この時の夜間エリアの状況は図6のとおり。受信点はグレーラインに入っています。

Fig.6 DX Atlas for 07:00UTC, Nov.25 2018 and propagation path

 実は、現地時間昼過ぎの05:00UTC(日本時間14:00)にもWPTXが聞こえていました。当時我々は、周りがとても明るい昼過ぎなのに、中波バンド全体で、10kHzセパレーションで聞こえてくる多数の北米局の存在に、なにやらいつもと違う雰囲気を感じていました。その時の夜間エリアの状況は図7のとおりです。この伝搬も一応、電離層のコントロールポイントにおける反射で伝搬してきたものと解釈することができます。コントロールポイントは、最後の反射点であり、E層伝搬とした場合、受信点から伝搬路方向約750㎞地点をいいます。図7の夜間エリアのエッジ(受信点方向の西端)は、ほぼこの地点に合致しています。

Fig.7 DX Atlas for 05:00UTC, Nov.25 2018 and propagation path

 この時の受信音はこちらです。信号は大変弱いですが、明瞭に聞こえています。受信点のバックグラウンド雑音レベルが低く、かつ海利得(Sea gain)があったからこその受信だと思っています。どうしてもノイズレベルが高くなってしまう関東近郊ではちょっとこの受信はありえないでしょう。


女性の声で、"You are listening to southern Maryland favourite adult standards on WPTX 16-90 AM, Lexington Park Maryland.."と出ています。

 私は、「AEインデックスはDXペディション当日の北極伝搬の可能性を評価する指針としてもしかすると3時間毎に更新されるKインデックスより便利に使えるのではないか?」と考えています。というのも、他の中波DXerの方が過去に受信された北米東海岸局や、カナダのケベック州の局の受信日時におけるAEインデックスグラフを調べてみると、やはり、グラフが全く暴れていないのです。

 カナダの大変アクティブな中波DXerである、Nick Hall-Patch(Nickさん)とメールでやり取りする中で、AEインデックスについて紹介したところ、NickさんのこれまでのDXペディションの中で、北極伝搬による受信ができた日時はやはり、AEインデックスが静かだったとコメントをもらうことができました。

 これまでの私が参加した過去のDXペディションの記録とAEインデックスの照合を取り始めていますが、昨年の11月のDXペディション以外は、殆どがAEインデックスの変動が多かった日であり、北米東海岸局の受信はできていません。これについては別途またご紹介したいと思います。ご興味がある方のご意見、ご感想をお待ちしています。(中波DXと北極のオーロラ 終わり)


Sunday, September 22, 2019

中波DXと北極のオーロラ その3

中波DXと北極のオーロラ その3
MW DXing and Aurora Borealis Part 3

 今回は、アラスカ大学のハンサッカー名誉教授とランカスター大学のハーグリーブス博士によって書かれた、"The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”(高緯度電離層と電波伝搬に対するその効果)"という学術書に掲載されている、オーロラ・オーバルと中波電波伝搬の関係を紹介したいと思います。先に紹介したとおり、ハンサッカー教授らは、アラスカのフェアバンクスに受信機を設置し、アメリカ、カナダ国内の中波局を多数受信し、オーロラ・オーバル位置と、各中波局の受信レベルを測定しています。こういった測定を丹念にきちんとしてくださった、ハンサッカー教授とハグリーブス博士に敬意を表したいと思います。

*以下の図2以降は全て同学術書から引用したものに、適宜加筆したものです。
----Citation----
Hunsucker, R., & Hargreaves, J. (2002). High-latitude radio propagation: Part 1 – fundamentals and early results. In The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation (Cambridge Atmospheric and Space Science Series, pp. 417-536). Cambridge: Cambridge University Press. doi:10.1017/CBO9780511535758.010

Fig.1 フェアバンクスでハンサッカー教授らが受信した北米中波局
 結論から言ってしまうと、各局からの電波伝搬路に、オーロラ・オーバルがすっぽりかかってしまう、あるいは斜め方向に触れるようなことがあると、フェアバンクスでの受信レベルが相当劣化するというものです。

 まずは、オーロラ・オーバルが全く電波伝搬路にかかっていない状況について紹介します。図2は、"The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”の
Chapter 8 High-latitude radio propagation: part 1 – fundamentals and experimental results の433ページに記載されているFigure 8.14とFigure 8.15を引用し、私が、各中波局と、フェアバンクスまでの伝搬路をGoogle Earthを用いて、出来る限り正確に同図に書き込んだものです。(青色:局名、赤色:伝搬路)図2の左側は、1985年の9月4日の10:00UTC( フェアバンクスは深夜0時)のオーロラ・オーバルの位置と各局からの電波伝搬路の様子です。オーロラ・オーバルは伝搬路には全くかかっていません。

 図2の左側は、同日の各局の受信レベルになります。横軸の時刻はUTCであり、受信レベルはおよそ5:00UTC頃から上昇し、15:00UTC頃に下がっていますが、これはフェアバンクスのローカル時刻にすると19:00から05:00となり、夜間伝搬を表しています。この二つの図を比較すると、オーロラ・オーバルが電波伝搬路にかかっていない場合は、良好な受信レベルが得られていることがわかります。
(※図2の右側の受信レベルのグラフについては、ハンサッカー教授らは、本文中では、Figure 8.14 shows typical variations in signal for quiet magnetic conditions.としか記述していませんが、Figure.8.16の図が、DAY 251 1985となっており、同図が1985年の9月8日となっていることから、DAY 247 1985と記されているFigure.8.14は1985年の9月4日のものと考えられます。またFigure 8.15は、本文中では1985年の9月4日のものとあるのに対し、同図のキャプションには2月4日と書かれています。これはキャプションの方が誤植と考えられます。)

Fig.2 オーロラ・オーバルと各中波局の伝搬路の関係並びに受信レベルその1
(R. D. Hunsucker, J. K. Hargreaves "The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”のChapter 8 High-latitude radio propagation: part 1 – fundamentals and experimental resultsから図8.14、図8.15を引用し、各中波局と伝搬路は私が追記したもの)

 続いて、オーロラ・オーバルが各中波局の電波伝搬路にかかったケースについて紹介します。図3はでは、オーロラ・オーバルに斜め方向から入り込んでいる(オーロラ・オーバルのかかっている距離が長い)KGA、KTWO、CFRNの受信レベルが大きく劣化しています。またその伝搬路がすっかりオーロラオーバルに覆われてしまっているKOTZも受信レベルが大きく劣化しています。それに対して、ほぼ垂直方向から入り込んでいる(オーロラ・オーバルのかかっている距離が短い)KFAX、KFQD、KSKOは殆ど劣化していません。

Fig.3 オーロラ・オーバルと各中波局の伝搬路の関係並びに受信レベルその2
(R. D. Hunsucker, J. K. Hargreaves "The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”のChapter 8 High-latitude radio propagation: part 1 – fundamentals and experimental resultsから図8.16、図8.17を引用し、各中波局と伝搬路は私が追記したもの)

 さて、続いてカナダのCFRNのフェアバンクスでの受信レベルについて、(a)伝搬路がオーロラ・オーバルに覆われていない場合、(b)伝搬路がすっぽりオーロラ・オーバルに覆われてしまった場合、(c)伝搬路がオーロラ・オーバルに接触した場合の3つのケースについて受信レベルの状態がまとめられていましたので、ここに引用してみたいと思います。

 図4は電波伝搬路がオーロラオーバルにかかっていない場合です。同図の下側に、受信レベルのグラフが小さく描かれていますが、受信レベルがほぼ安定していることがわかります。

Fig.4 CFRNのフェアバンクスに対する電波伝搬路と
オーロラ・オーロラオーバルの位置関係と受信レベルその1
(R. D. Hunsucker, J. K. Hargreaves "The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”のChapter 8 High-latitude radio propagation: part 1 – fundamentals and experimental resultsから図8.19(a)を引用し、名前と伝搬路(赤)は私が追記したもの)

図5は、電波伝搬路がオーロラ・オーバルにすっぽり覆われた場合です。同図の下に描かれている受信レベルを見てみると、全く伝搬していないことがわかります

Fig.5 CFRNのフェアバンクスに対する電波伝搬路と
オーロラ・オーロラオーバルの位置関係と受信レベルその2
(R. D. Hunsucker, J. K. Hargreaves "The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”のChapter 8 High-latitude radio propagation: part 1 – fundamentals and experimental resultsから図8.19(b)を引用し、名前と伝搬路(赤)は私が追記したもの)

 図6は、電波伝搬路がオーロラ・オーバルかかり始めた時のものです。同図の下に描かれている受信レベルを見てみると、やはり受信レベルが変動し、大幅に劣化していることがわかります。

Fig.6 CFRNのフェアバンクスに対する電波伝搬路と
オーロラ・オーロラオーバルの位置関係と受信レベルその3
(R. D. Hunsucker, J. K. Hargreaves "The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation”のChapter 8 High-latitude radio propagation: part 1 – fundamentals and experimental resultsから図8.19(c)を引用し、名前と伝搬路(赤)は私が追記したもの)

 このように、オーロラ・オーバルが中波伝搬路に接触、あるいは伝搬路を覆ってしまうと、伝搬に大きな影響を与えることがわかりました。これらの知見は、中波DXの北極伝搬を検討する上で大きな知見となることは間違いないと思います。

 今回はここまでとします、次回は、昨年11月に東北海道で北米東海岸局WBZ(ボストン)の受信に成功した時の伝搬状況、そして伝搬路上に存在しているアラスカ北端、バローのKBRWの伝搬状況とオーロラ・オーバルの関係を当時の受信音と共に振り返ってみたいと思います。(その4に続く)

Monday, September 16, 2019

中波DXと北極のオーロラその2

中波DXと北極のオーロラ その2
MW DXing and Aurora Borealis Part 2

 今回は、中波DX、特にTPDXで北極伝搬を狙う場合にオーロラについて知っておくべきことをまとめてみようと思います。オーロラは、北極や南極エリアの夜空に展開される不思議な緑や赤等の美しい発光現象のことですが、いくつかの文献を読んでみたところ、その発生原因は、詳細な理屈を抜きにして、ものすごくざっくり言うならば、 

  1. 地球は磁石であり、磁力線は南極から北極に向かって伸びているが、太陽から吹いている磁気を帯びた高温の電離したガス(プラズマ)、いわゆる太陽風によってこの地球の磁力線は、太陽に面するエリアでは押しつぶされ、太陽から離れる方向には吹き流されるような状況になっている(図1参照赤い線が地球の磁力線
  2. 太陽面から、大量のプラズマが一気に高速に噴き出ることがある。これをコロナ・マス・イジェクション(CME)と呼ぶが、CMEが地球に到達し、そのプラズマの磁力線の方向が南向きだった場合、地球の磁気の向き(北向き)と打ち消し合って、太陽風で運ばれてきた大量のプラズマが地球の磁力線に沿って、南極側、北極側に流入する。また、地球から離れる方向に伸びている磁力線が徐々に近づき、再結合をする場合がある。これを磁気リコネクションというが、この磁気リコネクションが発生すると、プラズマが南極、北極の夜の部分に磁力線に沿って大量に流れ込む。
  3. 磁力線に沿って流れ込んだプラズマが、大気中の窒素分子や酸素原子に衝突すると、発光現象が発生する。これがオーロラ。

Structure of the magnetosphere-en
Fig.1 地球磁気圏と太陽風の関係
 
さて、細かい話は抜きにして、次のNASA提供のYoutubeの動画を見てください。太陽から飛び出したプラズマが地球に到達した時に、北極、南極にプラズマが流入し、発光しているCGが描かれています。全編英語による解説ですが、CGを見ることで、大方の理解はそう難しくはないはずです。(こういうところ、流石NASAだと思いますね。)太陽表面から飛び出したプラズマは18時間で地球に到達するそうです。
  
さて、オーロラは、南極、北極エリアにどのように分布しているのでしょうか?オーロラが発生するエリアは、卵型のように若干ゆがんだ楕円形のような形になっています。これをオーロラ・オーバルと呼びます。図2の動画は、南極エリアに生じているオーロラの分布(オーロラ・オーバル)です。北極エリアにも同様にオーロラ・オーバルは存在します。
Fig.3 南極のオーロラ・オーバル
(出典:Wikipedia 原典: NASA Earth Observatory)
 このオーロラ・オーバルは、NOAAよる30分毎の予測データをインターネット上で確認することができます。ここをクリック 図3に予測データの例を示します。
Fig.3 NOAAによる予測結果の一例(北極エリア)
 
   さて、このオーロラの発生している場所(オーロラ・オーバル)に中波伝搬路(地表波でない)があると電波吸収が著しく発生し、中波電波伝搬に悪い影響を与えることが、中波DXとオーロラその1で紹介した、アラスカ大学のハンサッカー名誉教授とランカスター大学のハーグリーブス博士の調査によって明らかにされています。この調査結果については、次回、引用しながら紹介したいと思います。(その3に続く)
 

Tuesday, September 10, 2019

中波DXと北極のオーロラ その1

中波DXと北極のオーロラ その1  
MW DXing and Aurora Borealis Part 1

 まだ残暑が厳しいですが、北欧の中波DXerの方々のFacebookでの便りを見ていると、中波DXのコンディションが上がってきた様子です。季節は秋に向かいつつあるのですね。さて、私は、ここ数年TDXCメンバー他の仲間と、様々な場所にDXペディションに出かけては、北米中波局の受信に取り組んでいます。特に、太陽活動がボトム期にある今シーズンは、昨年に引き続き、北米東海岸中波局のキャッチに向けて知恵を絞っていきたいと考えているところです。

 北米東海岸中波局の受信は、かなり困難であることがわかっており、かつての月刊短波誌上でも、受信レポートは殆ど掲載されていなかったと思います。昨年、東北海道DXペディションで受信に成功したマサチューセッツ州ボストンのWBZ、メリーランド州のWPTX等は、長時間安定に入感していたわけでなく、フェージングで信号レベルが上がってきたところのごく短時間の受信でした。運が良かったとしか言いようがないです。

 さて、どういう条件の時に、北米東海岸の中波局の電波は日本まで伝搬してくるのでしょうか? 図1にWBZ、WPTXの送信地点と特にTPDXのための中波DXペディションで良く利用される日本の三陸海岸を受信点として大圏コースを描いてみると、そのどちらも北極に近いところを伝搬してきていることがわかります。WBZの伝搬路上には、アラスカの北端の街バロー(Barrow)の中波局KBRWがあることにも注目です。伝搬距離はおよそ10500-10600kmです。

Fig.1 WBZ, WPTXから三陸に向かう伝搬路
 さて、この北極に近いルートの中波の電波伝搬を困難にしている原因は、何かというと、オーロラであることがわかっています。オーロラ吸収(Aurora Zone Abosorption )や極冠吸収(Polar Cap Absorption)が発生し、電波が弱くなってしまうことがわかっています。ただ、どんなふうに弱くなるのか、中波帯の北極伝搬を研究した例はないのか等知りたいと思っていた私は、ずいぶんとこれまでインターネット上でGoogle 検索を駆使しながら、文献調査をしてきました。

そしてついに有用な知見が得られる文献を見つけることができました。サンキューインターネット時代! アラスカ大学のハンサッカー名誉教授とランカスター大学のハーグリーブス博士によって書かれた、"The High-Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation(高緯度電離層と電波伝搬に対するその効果)"という学術書です 。この本には、高緯度地域の電離層が電波伝搬にどのような影響を及ぼすかについて、その研究成果がまとめられています。なんと中波の北極伝搬についても言及されています。

Fig.2 The High -Latitude Ionosphere and its Effects on Radio Propagation の表紙
(Cambridge Atmospheric and Space Science Series)

 ここで述べられている中波の北極伝搬についての詳細は、後日紹介していきますが、なんと、ハンサッカー教授達は、アラスカフェアバンクスに受信機を設置して、私達もDXペディションで良く受信している常連局であるアラスカのKFQD,750kHzからワイオミングのKTWO,1030kHz, サンフランシスコのKFAX,1100kHz等を受信し、その受信レベルとオーロラの発生状況を事細かく検証しているのです。この内容については、後日紹介させていただきます。

Fig.3 ハンサッカー教授らがフェアバンクスでこれらの中波局を受信し、
その受信レベルとオーロラの発生状況を比較した
長くなりました。今回はこの辺で終わりにします。次回はオーロラについて中波DXをやる上で知っておいた方が良い基礎的なことをまとめます。(その2に続く)

 

Sunday, September 8, 2019

IRCA 年大会 で昨年の東北海道DXペディションが紹介されました

 9月6日からアメリカ・シアトルで開催されているIRCA(International Radio Club of America)の年大会に、TDXCのMさんとNさんが参加。写真付き速報がメールで入りました。(MさんとNさんは、本大会で日本のDXingについて紹介。)カナダの中波DXerの Nick Hall-Patch氏(ニックさん)が、Over the Pole DXing, What a Difference a Year Makes(極越えDXing, 年による違い)を発表されたのですが、その中で、昨年11月に私が先輩DXerの皆さんに誘われて参加した東北海道DXペディションで、全員で達成した北米東海岸中波局受信の様子が紹介されました。WBZ(マサチューセッツ州ボストン、1030kHz, 50kHz )他が日本で受信されたことについて、会場から「おぉー」と声が出たとのことです。やはり極越え中波伝搬は、北米の中波DXerの方々にとっても難関で、興味深いことなのでしょう。こうやって共通の趣味で国境越えてワイワイやれるのは実に楽しいことです。私もいつかはIRCAの年大会に参加してみたいですね。ニックさんが、スライドに書いた英文がいいですね。

Here's why these DXers look so happy.

Fig.1 プロジェクターで投射されているのが我々の写真

Sunday, August 18, 2019

FM Stations received in an apartment in Moscow

  I stayed in an apart in Moscow city for this week. I brought a RADIWOW R-108 to Moscow. I scanned FM band and I could catch 51 FM stations totally. The 45th station is a false signal due to the 46th station. I took a video that shows each received station for about 5 seconds. You can see an FM station list in Moscow on this page. 

  今週は、モスクワのとあるアパートに滞在していました。RADIWOWのR-108を持ち込んでいたので、FMバンドをスキャンしてみたところ、51局のFM局をキャッチすることができました。45局目は46局目を拾ってしまっている様子なのでカウントに入れません。
モスクワのFM局のリストはこちらを参照してください。

  By the way, I also scanned MW band at night but an only station on 864 kHz was caught weakly. The MW band in the apartment in Moscow was very noisy. The station was presumed to be TWR Europe and CAMENA.

  ちなみに、中波帯も夜間スキャンしてみましたが、都市雑音が酷く、864 kHzで弱い局が一局だけ受信できました。アルメニアのTWR Europe and CAMENA(1000kw)と推定されます。
 
  You can hear a very variety of programs in Moscow.

  実に多種多用なプログラムが放送されていますね。

Wednesday, July 31, 2019

杏里 Last Summer Whisper

 実に蒸し暑い日が続いています。この歌を聴いていると、そんな暑い中でも、実にリラックスした雰囲気になります。杏里の軽やかな伸びのある声が、清涼感を感じさせます。歌の内容は男女の愛の終わりを描いているんですけどね(笑)。でも、僕はこの二人は別れるようで、別れないような気もしますね。いいなぁ。アハハハ(^_^;)。
 皆様良い夏をお過ごしください。




E-book of TDXC PROPAGATION Edition.7 is published.

   Totsuka DXer's Circle (TDXC) has published its annual report "PROPAGATION" on July 30. Most of the articles are written in Japanese, but you can imagine what is written about because of a lot of pictures in each column.  Some articles are written in English too. TDXC is trying to increase articles written in English.

  戸塚DXer'sサークル(TDXC)が7月30日に毎年恒例のPROPAGATION (今年はEdition 7)の電子ブックを発行しました。殆どの記事は日本語で書かれていますが、どの記事も写真が多く掲載されているので、日本語がわからなくても内容を想像できるかと思います。いくつかの記事は英語でも書かれています。TDXCでは、英文記事の数を増やそうと努力もしているところです。

   I had a chance to translate a paper "The 160-Meter Band: An Enigma Shrouded in Mystery" written by Cary Oler, and Dr. Theodore J. Cohen, N4XX into Japanese in this report. This article would be helpful for MW DXing.

 TDXCメンバーでもある私はアメリカのCQ誌に過去に掲載されたケリーオラー氏とドクターセオドア・コーエンによる論文 "The 160-Meter Band: An Enigma Shrouded in Mystery" (神秘に包まれた160mバンドの謎)の日本語翻訳をするチャンスをいただき、この号に掲載させていただきました。(翻訳許可は、この論文の執筆者両氏とCQ誌の編集担当者から正式に許可をいただいています。)この記事は160mバンドの電波伝搬に関するものですが、中波DXにも有用な知見になると思っています。あまり上手でない翻訳かもしれませんが、読んでいただけると幸いです。

   You can see how Japanese DXers enjoy many kinds of DXing here in Japan. It might be interesting to compare with your DXing activities with ours.

 PROPAGATIONを読んでいただければ、どのように日本のDXerが様々なDXingを楽しんでいるのかをわかっていただけると思います。皆さんのDXingの楽しみ方と比較するのも興味深いと思います。

  You can download the e-book of PROPAGATION here. You can also read past PROPAGATIONs here too.

 PROPAGATIONは、以下のリンクからダウンロードできます。過去に出版されたものもダウンロード可能です。

 http://my-bcl-life.sakura.ne.jp/PROPAGATION.htm

 I would appreciate if you could give me your comment about this PROPAGATION.

 本誌について皆様からのコメントをいただけましたら、光栄です。

PROPAGATION Edition 7 長谷川編集長による表紙イラストはいつも極上!

Friday, July 26, 2019

ほんとうのあしたは?


 あしたのジョー(原作:高森朝雄 漫画ちばてつや)から引用させていただきます。僕はこのシーンがとても好きです。

講談社漫画文庫 あしたのジョー第二巻95ページから引用しました
丹下段平がジョーにクロスカウンターを体で覚えさせるために自らを犠牲にしたのですが、そんな丹下段平を見た白木葉子は悟ります。

「すばらしいあしたは、きょうという日を綺麗事だけ、お体裁だけ整えて過ごしては永
 久にやってこないわ。」
「しかも他人には変人扱いをされる今日という日があってこそ... あしたは...」
「ほんとうのあしたは!」  


この白木葉子のセリフを読み返す度に、このシーンは今の時代への強烈なパンチのように感じられます。そしてとても勇気づけられます。

あしたのジョーという漫画を知ることができて本当に良かったと思います。

Thursday, July 25, 2019

ロシアビザセンターで観光ビザ申請をしてみた

 過去3回のモスクワ旅行では、東京都港区の東京タワー側にある、在日ロシア大使館の領事部に朝一で並び、必要な書類(旅行バウチャーと申請書類、顔写真とパスポート)を提出し、11日営業日以降のパスポート引取で無料で観光ビザを取得できていました。しかし、最近はこの領事部でのパスポート申請に、観光シーズンなどでは朝5時から申請に並ぶ人も出てくる程混雑することが多かったようで(ロシアビザセンタースタッフ談)、どうやらこのロシアビザセンターがビザ申請受付代行業務の開始となったようです。在日大使館領事部のお知らせはこちら

 もちろん、これまでどおり、領事部でも申請は可能なのですが、なんと事前予約が必要となりました。私もこれまでどおり、領事部での申請をと思い、事前予約のWebページから予約をしようと思ったのですが、全く空きがなかったため、領事部での申請を断念し、ロシアビザセンターでの申請となったわけです。ちなみに、このロシアビザセンターは、だいぶ前から、ビザ代行申請業務をおこなっている、ロシアビザセンターとは異なりますので、注意してくださいね。しかし、同大使館領事部も、もう少しネーミング考えればいいのにと思いますけどね。領事部の事前予約ページも、英文とロシア語と日本語が入り乱れたり、スッキリしません。英語が分かる人は問題ありませんが、一般の日本人の利用を考えると改善は必須だと思います。領事部の方、日本語訳が必要だったら、無報酬でお手伝いしますよ。そのかわりロシア語教えてくださいね。(Если вам нужен японский перевод, я помогу вам бесплатно. Вместо этого, пожалуйста, научите меня русскому языку.)

さて、今回新たにオープンしたロシアビザセンターは、地下鉄銀座線の溜池山王駅の9番出口から徒歩5-6分の赤坂アビタシオンビルの7Fにあります。Google mapのストリートビューはこちら。ビルの入口には、7月23日現在、看板は出ていないので、とにかくエレベーターで7Fに上がりましょう。エレベータから降りると、右手(だったと思います)に入り口があります。(ロシアビザセンターのアクセス、連絡先はこちら)このセンターはインターリンクジャパン合同会社が運営しているようです。

ロシアビザセンターの入り口(できたてホヤホヤ感が満載)
このロシアビザセンターでのビザ申請にも、事前予約繰り返していうと、領事館での申請でも、このロシアビザセンターでの申請でも、事前予約が必要です。)が必要となります。ロシアビザセンターのここから、事前予約をします。私は12時ちょうどを選択し、予約した同日同時間5分前に到着しました。

 中はこんな感じです。できたてホヤホヤ感満載です。

ロシアビザセンターの内部
スタッフは全員ロシア人女性。その中の一人がリーダのようでした。日本語は全員とても達者です。おそらく旦那様が日本人だったり、日本企業に務めたたご経験がある方々なのかなと思いました。皆さん集中して申請受付の仕事をされてました。 が、私が到着した12時5分前には、すでに12時の予約組が5名程いたのですが、12時になっても12時前の予約の申請業務が片付かず、待ちぼうけを食らう羽目になりました。スタッフの皆さんは集中して作業しているものの、申請者の捌き方が熟れていない印象が強かったです。ここは改善が必要ですね。また、私が入った時に、既に12時予約組が5名程いたのですが、それは待っている間に、判明したことで、入った時に今どういう状況なのかが全くわからないのです。領事館の場合は、番号札を引いて、スクリーンに自分の数字が出るのを待ちつつ申請をするタイミングを知ることができたのですが、ここでは、それが無いのです。かといって、スタッフが上手に采配するかというと、、、しなかったですね。(笑)ここも改善してほしいですね。(繰り返しになりますが、スタッフは集中して作業はしていましたし、きちんと申請時の説明も日本語で丁寧にしてくれていました。ここは高評価です。
 
 日本の会社では見かけないと思うのですが、申請者を捌ききれていない状況にもかかわらず、スタッフは交代の時間がくると、交代者がいるいないにかかわらず、即座に席をたっていなくなっていました。(こっちは待ってるんだぜーと思うこと10回)

 結局、私の申請受付は12時30分でした。30分遅れたことになります。申請受付を担当してくれた女性に、「これまでは、朝領事館に行ってスムースに申請できて、11日営業日以降の受取なら、無料だったのに、ここでは申請代行料(4500円)は、取られるし、12時の予約だったけど、30分も遅れたしで、いいことないなあ。」とボヤいたら、担当してくれた女性から、「朝5時から領事館前に椅子を置いて並ぶのに比べたらいいんじゃないかと思いますよ。今日は全然混んでいないほうです。30分待つのは、待つには入らないかなあ(笑)」とフレンドリーに言われ、私は「ここはロシアなんだ。日本じゃないんだ。」と
自分に言い聞かせたのでした。後で、Whatsupでモスクワのロシア人の友人に30分遅れのことをボヤいたら、「30分遅れでできたのなら、Good Jobだよ。」と返信があり、思わず笑ってしまいました。私がせっかちなのかもしれませんね。(笑)

 ただ、代行料4500円は、彼女達の人件費に使われるのだと思いますが、これまで無料でできたことを思うと残念ですね。正直高い。もし同額取るのであれば、もう少しオペレーションを全体的に改善してほしいところです。

 私は追加で代行料4500円と、11日営業日以降、SNSでVISAの受取ができる日を伝えてくれるサービス料200円をクレジットカードで支払いました。もちろん現金でも支払いは可能です。このVISA発給(4500円のみかかるケース)は11日から20営業日の受取になるのですが、11日営業日以上かかるケースはあるのか?と聞いたら、「稀にある。」とのことでした。私は日本を出発する日の3日前が11日営業日なので、心配になり「稀っていうのはどのくらい?」と聞いたところ、「99.9%は11日営業日で大丈夫(笑顔)。」と言われ、それを信用することにしました。さてどうなりますことやら。

Saturday, July 13, 2019

MW TPDX stations of the U.S and Canada caught in Japan

  This article is released for the first time in about a month. I have been very busy with my daily work since last month.

一ヶ月ぶりのブログ更新になります。本職がとても忙しくブログに手が回りませんでした。

  MW DXing to catch TPDX stations in the U.S. and Canada here in Japan has a long history, including professional monitoring.  I have heard that a 600m long Beverage antenna at about 5m  was built near the coast of Chiba Prefecture to monitor west-coast MW stations in the U.S.for news coverage in the 1950s.

 日本における北米、カナダを対象とした太平洋超え伝搬の中波DXはプロのモニタリングも含めると長い歴史があるようです。1950年代には、千葉の海岸に600mのビバレージアンテナが建設され、アメリカの動向取材のため、アメリカ西海岸の中波局が受信されていたことがあると聞いたことがあります。当時は海外出張も頻繁にできなかったでしょうから、必要に迫られてのことだったのでしょう。

  As a hobby of radio reception (BCL), MW DXing is boomed from 1976  to 1983.
In this period, the monthly magazine for radio reception called Tanpa (短波) that means "short waves" was published in Japan and the magazine devoted some pages to MW DXing. However, MW DXing, especially for catching MW stations of North America, was not necessarily easy for radio hobbyists. At that time MW DXers could only monitor and record MW audio on one frequency per an MW radio receiver at the same time.

 趣味としてのラジオ受信(BCL)として、中波DXは1976年から1983年にかけてブームとなりました。この時期は月刊誌「短波」が日本で出版されていた時期でもあります。しかし、北米中波局の受信は必ずしも簡単なものではありませんでした。当時の中波DXer達は一台の受信機でひとつの周波数をモニターし、その音を録音するしかありませんでした。

  Since the year of 2007, several software-defined radios such as microtelecom's Perseus have been released, and it has been possible to capture all MW band at the same time, and MW DXers can take a long time to analyze the captured file in the other day until they are satisfied. This was a big revolution for MW DXing!

 2007年以降、マイクロテレコム社のペルセウスといったソフトウェアラジオ(SDR)が世に出て、中波帯を同時に全て記録することが可能になりました。中波DXer達はSDRを使うこと自分達が納得いくまで長い時間をかけて記録した信号を解析することができるようになりました。これは中波DXにおける革命でした。

  By using SDRs,  it is expected that the number of received TPDX stations of North America here in  Japan is increased.

 ソフトウェアラジオの活用により、日本で受信された北米中波局の数は増えていると思われます。

  Thanks to my Perseus, I started TPDXing with the support of veteran MW DXers several years ago, and I have already received a lot of MW stations in nearly half the U.S.and Canada.

 私もペルセウスのおかげで、ベテランの中波DXerの方々のサポート受けながらTPDXの受信を数年前から開始しました。すでにこれまで、アメリカ、カナダの半分近くの州の中波局を受信できています。

  Fig.1 shows received TPDX stations of North America in Japan as of today. We have already caught TPDX stations with sound clips, including relatively clear IDs in green and magenta states since 2018. You can hear the audio clips here, here and here. We really excited when we caught east-coast MW stations (WPTX-1690kHz, Lexington park Maryland and WBZ-1030kHz, Boston Massachusetts on last November.  This visualizing help us to understand which state MW stations in haven't been received yet very quickly.

 図1はこれまで日本で受信された北米中波局のある州を示しています。過去のBCL年鑑や、インターネット上で公表されている情報なども含めて図示しました。私達は、このうち、緑とマゼンタで塗られた州にあるいくつかの中波局は既に日本で受信し、比較的クリアに聞こえるIDを含むオーディオクリップも得ています。その音源は、例えば、ここここ、そしてここで聞くことができます。昨年の11月に達成した北米東海岸メリーランド州のWPTX-1690kHzやマサチューセッツ州のWBZ-1030kHzの受信には感激しました。
 このように受信した州を見える化することで、どの州のTPDX局がまだ受信されていないかがひと目でわかるようになり、今後の狙いを定める局の選定に役立つと思っています。(もし、記録漏れなどありましたら、ご教授いただければ幸いです。)

Fig.1 Received TPDX stations in the U.S. and Canada

  Fig.2 shows a clip from BCL yearbook 1980.  I was 15 years old when I read this book.  I was really amazed by the reception report of WCBS in New York. However, in the following yearbook, this reception report was omitted because the report might be made by misidentification. It is one of my targets to catch MW radio wave from New York. This reception will excite my spirit of romantic MW DXing. I will try to do it in this year when the sun activity is minimum.

  図2は、BCL年鑑1980から引用したアメリカ東海岸ニューヨークのWCBS-880kHzを受信したとされるレポートです。私がこの記事を読んだのは当時まだ15歳の時でしたが、「本当にそんなことがあるのか?」とかなり驚いたことを憶えています。しかし、次号以降のBCL年鑑では、誤認の可能性ありという理由で、掲載されなくなってしまいました。中波DXを楽しんでいる私にとってやはりニューヨークからの中波の電波をキャッチするのは、一つの目標というかロマンであり、太陽活動が極小期にある今年、受信にトライしたいと強く思っているところです。マサチューセッツが聞こえたのですから、可能性は十分にあるはずです。


Fig.2 Reception report of WCBS  collected in the BCL year book 1980
(日本BCL連盟 BCL年鑑1980 より引用)

Monday, June 10, 2019

【劇場版】あしたのジョー1,2のOPとEDソング

 ニコニコ動画で見つけて、思わず見入ってしまいました。劇場版あしたのジョーは中学校2年生の時に佐賀の古びた映画館で見たのを憶えています。座ったイスはなんとプラスチックのベンチでした。冒頭のシーン、さちはとても可愛いですね。ジョーが「俺かい?名乗る程のもんじゃねぇが、丈、矢吹丈!」と決めるあたり、素直にカッコいいと思います。劇場版あしたのジョー2は、当時テレビで見ていたこともあって映画館には足を運ばなかったと思います、白木葉子の声優が檀ふみに変わっていますが、声的には檀ふみも悪くないですね。ただ、ドラマとしては、やはりテレビシリーズ47話をじっくり見るのことをお勧めします。


   劇場版あしたのジョーのエンディングソングも、曲名はわかりませんが、今風でない硬派な雰囲気を醸し出していますね。なんだか平成の30年ですっかり忘れ去られた世界が、あしたのジョーの世界にはしっかり残っているように思います。

Sunday, June 9, 2019

Preliminary study on Shared Apex Loop antenna for MW DXing (9)

中波DX用のSALアンテナの予備検討(9)
-43材のトロイダルコアで作ったRFトランスの伝送ロス測定-


 なかなか検討する時間が取れないのですが、この週末は、43材のFT-50-43のトロイダルコアを用いて、RFトランス(インピーダンス比1:1)を1個作って伝送ロスを測定してみました。青白2本の0.51 mmのETFE線(ラッピング線)を撚って1cm当たり5個の撚りとなる線を作り、FT-50-43のトロイダルコアに11回巻きました。さすがに常時かけているメガネだけでは苦しく、ヤフオクで安価で落札したハズキルーぺ(1.6倍)が活躍しました。

Fig.1  実験基板


 標準信号発生器(KIKUSI KSG-4300)から100kHz~10MHzの1dBmの正弦波を入力し、入力信号(50Ωの出力インピーダンスを持つ標準信号発生器の出力レベル)に対する出力信号のロスを測定しました。標準信号発生器は残念ながら無視できない若干のレベル変動があるため、事前に出力をオシロスコープ(Tektronix 2455B)で測定しておき、RFトランスの出力を50Ω終端で測定しました。

 測定結果を以下に示します。周波数500kHz~1700kHzではロスは0.2dB以下となりました。ロス1dB以下の範囲は160kHz~10MHzであり、長、中波帯での利用では全く問題なさそうです。低域のロスをさらに小さくするには、巻き数を増やす必要がありそうです。

Fig.2 伝送ロスの測定結果

  SALアンテナの給電用として使うことは可能だと判断しました。ただ、トランスの1次側、2次側とも、巻き始めの線はきちんと把握しておく必要があります。(続く)


ラジオフチューズ84.7MHzで ザ・シグナルという3分間番組がスタート

 6月8日(土)に府中市のコミュニティFM局、ラジオフチューズ(84.7MHz 10W)にてザ・シグナルという電波について語る3分間番組がスタートしたようです。電波について電波に乗せて語る...というのがこの番組の狙いのようです。こういった無線通信について語る番組はFM西東京(84.2MHz 20W)のQRLが有名ですが、この番組も長く続くことを期待したいと思います。

  番組 ザ・シグナル
  番組開始時刻 午前5時34分から3分
  パーソナリティ ガイザー(先日一緒に茅ヶ崎ペディしたSさんかな?)

 第一回目の放送では、Eスポについて紹介していました。丁寧な説明をされていたと思います。ただ、午前5時34分開始というのは、聴取者接触の点からするとどうかなあと思いました。できることならポッドキャストでも聞けるようになると聴取者接触率が上がると思いました。これまでに無い違った視点でラジオ聴取、電波の不思議さを伝えていって欲しいと思います。









Monday, June 3, 2019

竹内まりや(Mariya Takeuchi )Plastic Love


 竹内まりやのPlastic Loveは昨年から海外でもYoutube等で聞かれることが増えているようです。これ1984年にリリースされた曲なので、もう35年も前になるんですよね。弾むような日本語がとても心地よく、今日は何度も聴いてしまいました。カッコいい! 旦那様の山下達郎テイストがふんだんに入っている曲ですね。日本語を上手にリズムに乗せるところ流石に職人技だと思います。




こちらは、2019年リリースの新解釈バージョン。