今日は、午前中、国立国会図書館に行ってきました。生まれて初めて行きました。ここでは、かつて日本BCL連盟で発行されていたDX年鑑1980から1983に収録されている中波DXに関する記事の複写をすることができました。また1975年から1983年にかけて発行されていた雑誌”月刊短波”の記事の中から、中波DXに関する記事もいくつか複写することができました。
国立国会図書館(新館)の入口 |
1977年〜1978年頃の日本を代表していたアマチュアの中波DXerの方々が当時、中波の電離層反射による電波伝搬をどのように考えていたかを知る貴重な資料を国会図書館で複写してきた。これらは当時の月刊短波という雑誌に掲載されていたものであり、当時の小中学生だった僕も買ってはいたものの、当時は、さすがに小中学生だった自分には、内容が高度過ぎて理解することができていませんでした。
40年の時を経て、一応、その道に関係している者となった自分が、これらの記事を読み返してみると、当時の中波DXerの方々がどんなことに悩み、インターネットが無い時代に、目に見えない電波伝搬現象を想像力を駆使して理解されようとしていたかがよく理解できました。それと同時に、読者の投稿記事や、短波ラジオやその周辺機器の広告を見ていると、当時の自分のラジオに対する思い等が鮮明に蘇ってきてとても感慨深いものがありました。
これは、ひょっとするとタイムトラベルが本当にできた場合に感じる感覚に近いものではないんだろうかと一人でニヤニヤ思っています。
このDX年鑑には、当時のTPDXの一人者でいらっしゃった川口大介OMの貴重な経験に裏付けられた情報が詳細に記載されています。既に40年の時間は経過していますが、川口OMが活躍されていた時期の太陽活動状況と照らし合わせながら、読み返し、内容を整理することで、現在太陽活動が極小となりつつある今の中波DXにも十分役立てることができるものと思っています。整理した結果は、このブログで公開していきます。
川口OMは今も元気でいらっしゃるのでしょうか? もしお会いできるのであれば、是非当時のお話し等を聞かせてもらいたいと思っています。もしこのブログを読んでくださった方で、川口OMの連絡先をご存知の方がいらっしゃいましたら是非ご教授いただければ幸いです。
DX年鑑の記事 |
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