設営作業でいつも問題になるのが、アンテナワイヤの保管方法です。単にまとめておくだけだと、キンクが生じたり、たいていの場合、再度ほどく時にワイヤー同士がからまってしまいます。設営開始時には、このワイヤーをほどく苦労がいつもつきまとっていました。そんな中、戸塚DXersサークルの仲間の一人がこの英国のSOTA Beam社製アンテナワイヤ巻取り冶具について同サークルの年会誌Propagation Edition6で紹介していたこともあり、同社のホームページでこの冶具の紹介ビデオを見てみたところ、なかなか良さそうだったので色違いのものを4つ注文しました。ビデオを見るとわかるのですが、ワイヤをほどく時も簡単にキンク等が生じずにほどくことができています。
TDDFアンテナは三角形のループを二つツイストさせてシリーズに設営することから、ワイヤーの張力を上手くコントロールしないと、支柱で使うグラスファイバーポールがしなってしまったり、アンテナワイヤーがだらしなく展開されてしまったりするので、工夫が必要です。また、終端抵抗ボックスやインピーダンス変換トランスボックスとアンテナワイヤーを取り付けるのですが、アンテナワイヤーの張力をうまく逃がさないと、接続部分の圧着端子の部分に張力がダイレクトにかかってしまうため、何度も使っているうちに、この圧着端子の接続部分が弱くなり、切れやすくなることも経験しています。この部分の対応策についても考えているところです。(続く)
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