Total Pageviews

Monday, February 11, 2019

極寒の2月にABC 4QD 1548kHzを聞いて真夏を感じた話

 2月10日夕刻から11日朝にかけて、東京はこの冬一番の冷え込みだった様子ですが、TDXC(戸塚DXer's サークル)の仲間と神奈川県茅ヶ崎市の柳島キャンプ場で中波DXペディションをおこないました。キャンプ場の小屋を一棟貸し切って、TDDFアンテナを南方向に張り、南太平洋方面の中波局受信を楽しみました。キリバス、インドネシア、オーストラリア、フィリピン等、昨年同時期と比較して多数の局が入感していました。今回は、ペディションの中でも楽しめた、中波DX局の入門局としてもおなじみの常連局、クイーンズランド州、エメラルドから送信しているオーストラリア国営放送ABCの中波局4QD-1548kHz(50kW)について書こうと思います。

茅ヶ崎ーEmerald間は約6600km

 今回のペディションでも同局は大変強力に入感する時があり、特に午前4時半過ぎにはまるでローカル放送のように受信できました。その時の様子はこちら。


 1548kHzは日本国内局は存在せず、この時間帯は同周波数の中国局等の混信が無かったことや、復調時の受信フィルターを広帯域に設定したこともあり、これが本当にオーストラリアからの電波なのか?と思う程クリアに受信できています。放送中継回線の音そのものを聞いているといった感じと言ったら言い過ぎかもしれませんが。

 さて、開始6秒過ぎから、女性アナウンサーがクイーンズランドの天気予報を伝えていますね。どうやら気温は高くなり、ブリスベンの気温は33度から35度に上がると伝えています。南半球にある、オーストラリアはまだ真夏なのですね。さっそくこのブログ記事を書く時に、インターネットのライブカメラでクイーンズランド州の海岸の様子を眺めたら、これですよ。

夏真っ盛りですね!

   ペディションをやっている我々は防寒具フル装備の状態。そして外気温は1度でした
なんだかこの天気予報を聞いて、妙におかしくなって笑ってしまっている自分がいました。
 
 中波DXは、その番組の中に国際放送にはない、その局の放送エリアのローカル色豊かな様々な情報を耳にすることができます。そんな情報を頼りに、現地のことについていろいろ想像を膨らませるのも、中波DXの醍醐味の一つではないかなと思います。

電波は季節を超えて飛んでくる

No comments: