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Thursday, January 31, 2019

ロシア人ユーザーのRADIWOW R-108のレビュー動画その2

 ロシアのDmitriy Vladimirovichさんが、先日に引き続きRADIWOWのR-108のレビューをしてくださっています。TECSUNのPL-660と中波放送受信による比較になっています。
動画を見る限りでは、了解度はR-108の方が若干良いような気がします。スピーカーの大きさによって音質が変わっている可能性もありますね。

 私はレビュワーの一人に選ばれているんですが、まだAmazon.jpでは販売が始まっていないので、R-108の入手ができておりません。 R-108はアンテナ入力端子もついていますので、R-108のケースサイズに合わせたアンテナ系ガジェットの追加等の検討も楽しそうですね。

しかし、Dmitriyさんのご自宅も中波は我々と同じくノイジーですね。





Tuesday, January 29, 2019

ロシア人ユーザーのRADIWOW R-108のレビュー動画

 ロシア人ユーザーのRADIWOW R-108のレビュー動画 です。Купить в Москве можно тут と書かれているので、モスクワでは既に販売されている様子です。ロシア語なので、まだロシア語初学者の自分には、喋っている内容はまだ殆どわかりませんが、ところどころの英語に似たロシア語もありますし、ラジオのレビューなので、想像たくましくしながら見ています。まだ他にR-108の動画はアップされていない様子なので、紹介しておきます。

 動画を見て結構小さいラジオだなと感じました。発表されているスペックでは横幅は188㎜のはずなんですが、横幅が141㎜のPL-310より短いように見えます。もしかするとPL-380の横幅程度なのかもしれません。

 まだ日本のAmazon.jpには登場していないようです。RADIOWOWの担当者によれば、後2週間程度で販売されるということでした。




Monday, January 28, 2019

岩波科学ライブラリー243 「オーロラ!」を読んで

 昨年11月に、北米東海岸局をキャッチしてから、太陽活動の極小期の最後のチャンスかもしれない今年も、仲間と一緒に絶対にさらに他の北米東海岸局をキャッチしたく、あれこれ文献を読み漁っているところです。日本と北米東海岸を結ぶ電波伝搬ルートは北極付近を通過するのですが、この伝搬ルート上にオーロラが出現すると伝搬状況が悪化するらしいことがわかりました。オーロラが出現すると、そのエリアでは地磁気が大幅に乱れることから、カナダでは過去に電力線に誘導電流が流れ変電所の事故等が報告されているようです。これまでオーロラについてはぼんやりとしか理解しておらず、そもそもオーロラって何?自分本当にわかってる?と思ったこともあり、早速アマゾンで注文し、今夜はこの本を読んでいました。この本は、国立極地研究所准教授の片岡龍峰さんが執筆されていて、大変易しくオーロラについて解説してくれていることもあり、オーロラの基本について理解することが出来ました。また中波DXでちょくちょく話題になる、太陽風磁場の南向き成分についても詳しく書かれていて勉強になりました。

 約100ページ程の本なので、約2時間程度で読めてしまいます。オーロラについてサクッと知りたい方にはお勧めいたします。1300円はちょっと高いかもしれませんが、オーロラの基本からオーロラの最新研究まで網羅されているのでお得感はあります。

 我々、北極越え中波伝搬を追い求める者にとっては、オーロラは絶対出て欲しくない(笑)一方で、オーロラが出て欲しいと願う片岡先生のような方もいらっしゃる。両者は全く真逆ですが、先生の本を読むと、何か不思議なものを追い求める根っこの部分はお互い同じなのかもしれないと思いました。この本に後半に、オーロラ観測の極意と題して、コツや使用機材について詳細にかかれているのですが、そこに宿る熱意にはまさに我々の中波DXペディションのそれに近いものを感じました。片岡先生のオーロラ講座があるならば、ぜひ一度聴講したいと思った次第。逆に片岡先生に北極越え伝搬のことを話したら興味示してくれるかなあ(^_^;)。



 この本を読んだ後、NHKオンデマンドでNHKスペシャル”宇宙の渚”第2集 天空の女神 オーロラを観て、さらに理解が深まりました。CGによる立体的な表現は科学番組にはうってつけですね。特に裏側から太陽風で運ばれてきた電子が回り込んで、地球の磁場に遮られながら、北極に落ち込んでオーロラ環(オーロラオーバル)を形成する様子を描いたCGは圧巻でした。この電子の流れは「ビルケランド電流」と呼ばれるとこの本には書かれていました。あ、そういえば、宇宙戦艦ヤマト2199で真田さんが、恒星グリーゼ581のフレアにヤマトが向かわざるをえないガミラスの罠に引っ掛かった時、ヤマトに異常をきたした原因もこの「ビルケランド電流」でしたねww。ヤマト2199の製作スタッフはいろいろ勉強されていたんですね。流石!


オーロラの動画は、Youtubeで沢山見ることができますが、これはなかなか素敵な動画です。グラフィックボードのいい奴を搭載しているPCをお持ちの方は、ぜひ4Kモードで部屋を暗くしてみるとなかなかですよ!



追記:片岡先生によるオーロラ研究のご紹介の様子はこちら。先生のこの本を読んだ後、この講座の動画を見ると、先生のされているオーロラ研究への理解が大変深まりますよ!



Sunday, January 27, 2019

RADIWOW R-108 will be sold at Amazon.jp in about 2 weeks.


   I sent an email to  RADIWOW and ask them about the release date of R-108 at Amazon.jp.

Today I got an email from RADIWOW as follows.
We need to be patient for a while. 
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Hello,
Due to the Chinese Festival, our logistics company is on holiday, so we have not replenished Japan stocks in time. At present, the goods we sent from China are already on the road. In about two weeks, the goods will arrive at Amazon's warehouse. please wait patiently. Thank you for your understanding.
Regards



The number of access from Massachusetts has increased rapidly!

  先日、アメリカ東海岸マサチューセッツ、ボストンのWBZの受信解析記事をこのブログに掲載したところ、東海岸地域からのアクセスが急増しました。特にマサチューセッツから! 恐らく、向こうのTP-DX(Trans Pacific :太平洋越え伝搬ではなく、Trans Pole:極越え伝搬)に興味のある北米のMW DXer方々からのアクセスだったと思っています。私のブログを読んで下さるなんてとても嬉しく思います。ボストンでも、ニューヨークでも、日本の中波局は受信できるかもしれません。私は是非、北米東海岸側のDXerの方々と交流しながら、今年は中波DXを集中して楽しみたいと思っています。なぜなら、今年は約10年振りに太陽活動の最低期となりそうだからです。
アメリカ東海岸のDXerの皆さんへ、私のブログを読んでくださってありがとうございます。私の英語の乱筆乱文お許しください。



Since I post a new article about the reception of WBZ -1030kHz in Boston, the number of access from Massachusetts and other states in the U.S.east-coast area has increased rapidly.  I guess MW DXers over there are also interested in TP( Trans Pole, not Trans Pacific)-DXing too. I'm glad to know my blog has access from there! Even in Boston and New York, they can also catch the signal from MW radio stations in Japan.  I want to interact with them and concentrate on MW TP-DXing this year because the solar cycle might be the bottom in this year and we can expect the best MW DX season for the first time in about ten years.
    Thank you for reading my blog! Please excuse of my hasty writing in English.

OK, Folks! Just gotta do MW Trans Pole DXing together !!!


Friday, January 25, 2019

METAFIVE - Don’t Move -Studio Live Version-

カッコいいの一言。どうしてテレビに出てこないんだろう。ここのところ毎日視聴しています。ギターのカッティングも凄くクール。とにかくカッコいい。高橋幸弘もテイ・トウワも懐かしい。


こちらは、レコードバージョン ヘッドフォンで聴くこと推奨。僕はスタジオ・ライブバージョンの方が好きですね。

Thursday, January 24, 2019

Comparison of WBZ News Radio-1030 reception at two different reception points in Japan.

日本の2つの異なる受信点における WBZ News Radio 1030kHz の受信比較

    Last November, we(Siesta-san, Shinzo-san, Futo-san and I) could achieve in receiving U.S. east-coast MW radio stations at the reception point of eastern Hokkaido. One of them was WBZ News Radio on 1030kHz at 50kW in Boston, Massachusetts.  On the other hand, one of Japanese MW DXers, LFT-san (His nickname) coincidentally conducted a mini DX-pedition at Hirai coast in Ibaraki at the same time and same day .and he noticed that he could receive WBZ News Radio too.  I contacted him, and we shared each Perseus reception data files.  Thanks to his cooperation, I can compare the receptions of WBZ between two different reception points, eastern Hokkaido and Hirai coast.

  昨年の11月に私達(シエスタさん、しんぞうさん、太さんと私)は道東にてアメリカ東海岸の中波局の受信に成功したことは既にこのブログにてお伝えしましたが、そのうちの1局、マサチューセッツ州ボストンのWBZ News Radio 1030kHzを偶然にも、同日、同時間にLFTさんが茨城の平井海岸でおこなったDXペディションで受信されていらっしゃいました。LFTさんにさっそくコンタクトさせていただき、お互いの受信ファイル(ペルセウスSDRの記録ファイル)をシェアさせてもらうことができました。LFTさんのご協力のおかげで、ここでは、道東と平井海岸におけるWBZ-1030の受信結果の比較をおこなうことができる運びとなりました。LFTさんのご協力に感謝いたします。

   In terms of propagation distance,  the reception point of Hirai coast is about 1000km longer than that of eastern Hokkaido.

伝搬距離では、平井海岸のほうが、道東のそれよりも約1000㎞長い距離になっています。

Propagation path among WBZ and two reception points in Japan
   I logged the reception power of the carrier of WBZ(1030kHz) for two different reception points for the same period by Perseus software.  The data sampling period is not so precise due to the Perseus poor spec. The sampling period is about 100 msec. I tried to synchronise the logging reception power data very carefully as possible as I could. I switched off AGC when I was logging the data.
 
ペルセウスの機能を使って、WBZのキャリア(搬送波 1030kHz)の受信電力をロギングしてみました。ロギング中はAGCはオフにしてあります。ペルセウスのデータサンプリング間隔は100msecに設定しましたが、意外と精度は悪かったです、おおよそ100msecだと思ってください。二つの受信地点のロギングデータは出来る限り同期させてみました。

   Figure 1 shows each reception power of the carrier of WBZ-1030kHz. The reception power of eastern Hokkaido is about 13dB larger than that of Hirai coast.
I will try to study the reason for the difference later on this blog. Please note that LFT san used a single 18 m K9AY antenna that directed to the east and we used 40m D-Kaz antenna that directed to the north-northeast.  LFT san and we didn't use pre-amplifiers at that time.

 図1は、それぞれの受信点でのWBZ-1030kHzのキャリア(搬送波)の受信電力の時間変化をプロットしたものです。オレンジ色が道東、青色が平井海岸のものとなります。道東の受信電力の方が平均して約13dB高い結果となりました。この差が生じた原因については、今後このブログで検証する予定です。受信アンテナとしては、LFT さんは底辺が18mのシングルK9AY、私達は底辺が40mのD-Kaz(TDDF)アンテナを使用しました。またLFTさんも私達もWBZ受信時は、プリアンプは使っていません。

   From figure 1 each graph (orange for eastern Hokkaido and blue for Hirai coast) looks similar. It is considered that we caught the signal from WBZ with the same direction even though there is about 1000km distance difference between the paths. However, on the other hand, the fading of Hirai coast looks deeper and faster than that of eastern Hokkaido.

 図1から二つのグラフは形が似ていることがわかります。このことから、1000㎞程の伝搬距離の差はありますが、道東からも平井海岸からもほぼ同じ方向から伝搬してくるWBZの電波を受信していると考えることができます。しかしながら、その一方で、平井海岸での受信電力のグラフを見ると、道東のそれと比較してより深く速いフェーディングが発生していることもわかります。

Figure 1 Reception power comparison between eastern Hokkaido and Hirai coast

  Following video shows the received spectrums of WBZ-1030kHz at eastern Hokkaido (Left) and Hirai coast (Right). AGC is off during the recording. These two videos are almost synchronized. As mentioned in Figure 1, the fluctuation of the spectrum of WBZ-1030 received at Hirai coast is deeper and faster compared to that of eastern Hokkaido.

 次に示す2つの動画は、道東と平井海岸で受信されたWBZ-1030kHzのキャリア(搬送波)のスペクトルの時間変化を表したものです。スペクトル記録中はAGCはOFFにしてあります。左側が道東、右側が平井海岸で受信されたWBZのキャリアスペクトルとなります。図1の説明でも触れましたが、キャリアの変動は平井海岸の方がより深く、速いことがこの動画からもわかります。(開始15秒過ぎからが顕著にわかります。)


Wednesday, January 23, 2019

I was chosen as a reviewer of RADIWOW R-108


    I was chosen as a reviewer of RADIWOW's new portable all-band radio R-108.
If I sent my non-biased review about R-108 to Amazon after purchasing the radio,  RADIOWOW will give me a full refund!  I will make my detail and no-biased review of this radio after getting it. According to the SWLing POST, this radio looks like TECSUN PL-310ET but RADIWOW said that air band is added and its reception performance is much better.

RADIWOW R-108

Here is the spec of R-108.
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◆ FM: 64 ~ 108 MHz
            Russia: 64 ~ 108 MHz
            Japan: 76 ~ 108MHz
            EU,USA: 87.5 ~ 108MHz
◆ SW: 1711 ~ 29999 kHz
◆ MW: 522~ 1620 kHz
           USA: 520-1710kHz
◆ LW:150 ~ 450kHz
◆ AIR:118-137MHz
   Noise limited sensitivity:
◆ Frequency Modulation (FM) (S / N = 60dB) better than 3 uV
◆ AM (MW) (S / N = 60dB) better than 0.5mV / m
◆ Long wave (LW) (S / N = 60dB) better than 10mV / m
◆ Short wave (SW) (S / N = 60dB) better than 10mV / m
◆ AIR BAND(AIR)(S/N=60dB)better than 0.5uv

 Other specifications:
◆ Number of stored memories: a total of 500
◆ Awakened mode: radio or buzzer alarm ring
◆ Power supply : USB 5V/250mA external adaptor (not included) / 1pc BL-5C battery
◆ Output(Distortion 10%):1W
◆ Speaker: 5W / 4Ohm
◆ Earphone Jack:35mm, Stereo type
◆ Dimensions Approx:188(W)×73(H)×27(D)mm
◆ Weight: about 190g (Battery not included)

   Other features:
◆ The backlight LCD screen is very handy for night use.
◆ Can display the radio frequency, temperature, battery and so on.
◆ Built-in battery rechargeable system with select-able charging time.
◆ Sleep with intelligent automatic power off function (1 ~ 120     minutes).
◆AUX output to be used with your earphone, headphone or external speakers. Integrated telescopic antenna for maximum portability.
◆ Seven tuning mode is selectable.

Package includes:
* 1x RADIWOW  R-108Radio
* 1 x External antenna
* 1 x USB charge cable
* 1 x BL-5C lithium battery
* 1 x English User Manual
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   I have a TECSUN PL-380 and I will compare the reception performance between R-108 and PL-380 especially for MW DXing.  From the spec above, The sensitivity of AM is better than 0.5mV at 60dB of SN radio. This is much better than that of PL-380 ( 1mV at 26dB of SN radio). To be honest, the sensitivity of R-108 at SN 60dB is not so convincing to me. Is this sensitivity of R-108 really true?  For most of the portable all band radio receivers, the balance of sensitivity and its intermodulation characteristics should be considered seriously.

    This R-108 is still not released on Amazon.co.jp as of today. I am looking forward to finding it on Amazon soon.
TECSUN PL-310ET
TECSUN PL-380


Friday, January 18, 2019

eBBS改が終了するようです

 MW DXingの貴重な音源が多数アップロードされている掲示板eBBS改について、管理人さんの越後屋さんから、同掲示板の元となっている「WEBでき掲示板」サービス終了のアナウンスがあったとeBBS改に書き込みがなされました。つまり「WEBでき掲示板」のサービス終了に伴い、このeBBS改も終わってしまうと考えられます。

 この掲示板は、国内中波DXerの間では「エビス」と呼ばれており、また、とても貴重な中波DX受信音源が多数登録されていたこともあり、個人的にはとても残念です。運用をしてくださった越後屋さんには感謝しています。
 しかしなんとかバックアップ取れないものでしょうか...。( ノД`)シクシク…

Wednesday, January 16, 2019

上白石萌歌のボーカルとしての声

たまたま、いろんな音が聞こえている店先のテレビでこの歌が流れ始めた時に、思わず振り返って画面に見入ってしまいました。メロディーにというより、不思議と声に聞き入ってしまいました。こんなこと滅多にないんですが。制作者の狙いどおりなのかどうかはわかりません。僕は彼女のことは何も知りません。ファンでもなく、全く彼女に対するバイアスも何もなくフラットな立場です。この曲は「366日」というタイトルがついており、バンド”HY”の歌がオリジナルです。
 
 Youtubeでこの動画を見つけましたが、この動画のコメント欄に、

”渋谷のスクランブル交差点の大ビジョンでこれが流れた時、人々が足を止めて聴き入っていた。”

という書き込みがありました。僕だけじゃなかったんですね。

人の歌声ってやっぱり面白いと思いますね。


こちらは、HYによるオリジナル。

Monday, January 14, 2019

長崎のK君との再会

 昨日、日帰りで佐賀の実家から長崎の小学校時代の友人に会いに行った。小学校時代に僕がBCLを始めるきっかけを作った張本人である。結局僕は、それからラジオ、無線にとりつかれて、仕事も影響を受けた。そんな彼に、東北海道で受信した太平洋超え中波局、北極超え中波局の受信音を持ち込んだソフトウェアラジオで再現し、聞いてもらった。

「峯松君、中波でなんでこんなに英語が聞こえてくるんだ!すごいなこれ。」

と彼は驚いていた。そしてようやく、峯松がハマった理由がわかったよと。(笑)その驚いた彼の顔は、小学生の頃の顔に戻っていた。懐かしい当時の思い出話が次々出てきた。

 小学生の頃はアナログ選局ダイヤルを回して、リアルタイムに特定の周波数を聞くしかなかったのだが、今やソフトウェアラジオで、中波の全帯域(530-1700kHz)を一括収録して、好きな時間に好きなだけオフラインで聞くことが可能になっている。

 友人はすでにこういった趣味からはすっかり遠のいていたのだが、しばらくソフトウェアラジオを触ってもらっていたら、名言を吐いた。

「峯松君、これは攻めのDXingだね。」

 中波DXは太陽活動に大きく左右されるため、太陽活動が停滞し、中波伝搬のコンディションが上がってくるまではある意味何年もの「待ち」なのかもしれない。しかし、昨年、今年と太陽活動がミニマムになっているこれらシーズンには、積極的に攻めのDXingをすることが重要だと思う。

そして、アメリカ東海岸局、西海岸局、そして300mビバレージアンテナで東北海道で受信されたヨーロッパ言語の飛び交う様々な中波局を聞いた彼はもう一つ憎いことを僕に言った。

「峯松君、海は7つに分かれているけど、空は一つに繋がっているなあ。」


至極当たり前のことかもしれないが、僕の中の琴線に触れた。50歳台の無線技術者はこの言葉には何かしら心動かされるものがあると思う。小学生だったあの頃、ベランダから夕方の空を見上げて、海外からの電波が遠距離を経て伝わる不思議に魅了され、外国に思いを馳せたことを思い出した。

 住む場所や国は違っても、空は繋がっている。そしてその空を通じて、電波はやってくる。

 夕刻、長崎から戻る特急の車内で、別れた友人とLINEで会話をしていた時のこと、友人が

「中波DXは男のロマンだね。」

とメッセージを送ってきた。僕は、宇宙戦艦ヤマトのアイコンがあることを思い出し、真田技術長のアイコンを素早く返したら、彼に大いに受けた。(笑)

今回、彼に久しぶりに会えて良かったと思う。

中波DXは男のロマン