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Thursday, December 27, 2018

グアムの中波ラジオ局KUAMとLaura Braniganの歌

 自分が17歳-18歳の頃、東京の目黒で八重洲のFRG-7とアパートの屋上に挙げたロングワイヤーアンテナでBCLを楽しんでいたのですが、グアムの中波局、KUAM 610kHzを受信した際に、ローラ・ブラニガンの歌と出会いました。KUAMは良く聞こえる常連局ではありましたが、当時英語に興味は凄くあったものの、英語の聞き取りは凄く苦手で、曲名も十分に取ることができませんでした。しかしフェージングの中であってもローラ・ブラニガンの特徴的な”哭き”の歌声は当時の私の心をがっちり掴んでいました。またビタミンCという言葉は英語のリアルな発音だと”ヴアァイタミンスィー”とカタカナ的には書けると思うのですが、当時の私には、これがビタミンCだと気が付くのにかなり時間がかかったというのは今となっては懐かしい笑い話です。ちなみにこの言葉を聞いたのもKUAMで流れていたヴィックスドロップのCMでした。私にとって英語の思い出というとKUAMは忘れられないラジオ局の一つです。

 後に、同級生にKUAMの受信音を録音したテープを聞かせて曲名等を教えてもらい、彼の兄貴が持っていたLPレコードを借りて、KUAMで聞こえた彼女の歌、”How am I supposed to live with out you”の拝聴となりました。彼女の歌声は、この歌のタイトル"How am I supposed to live with out you?" (あなた無しで私はどうやって生きていったらいいの?)にピッタリだったと今でも思います。また、楽曲も素晴らしく、ピアノサウンド、そしてそれに混ざるEQの効いたローズ・エレクトリックピアノの音、リバーブの深くかかったギターサウンド等、1980年代のアダルトコンテンポラリーミュージックの王道を行っていたのではないでしょうか? 今聴いても全く褪せることない魅力が彼女の声にはあると思います。1984年の東京音楽祭ではラッキーワンという曲を熱唱していたかと思います。テレビで放映されていたことを薄っすらと憶えています。



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