KYOIの当時の録音を延々と流しているストリーミングサイトがロシアにあります。
KYOIは私にとっては、「なぜ短波でわざわざやるのか?」と思う放送局でもあったわけですが、ビルボードヒットチャートに登る曲を次々とかけてくれていたし、サイパンからの送信ということもあり、たまに深いフェージングがかかることもありましたが、良好に聞こえていることが多かったので、大学の夏休みの時など、自室に置いた八重洲のFRG-7をつけっぱなしにして聞いていたことを憶えています。そんな夏の暑い日の最中に聞いた曲の中で印象に残った曲が、このMadonaのCrazy for youという曲です。
まあ、この歌の世界はまさに青春(笑)なんですが、当時私は工学部の学生で彼女もいませんでした。この曲からは、そんな自分には到達しえない世界が感じられ、また、淡い憧れのようなものを抱いた曲でもありました。
この曲のサビの部分、
の、”crazy for you" と"know"の部分、前半と後半で音の並びが違います。コードは、EとC#mで、”know”の音は前半はF#、後半はC#でマドンナがシャウトしているのですが、この音の違いで凄く印象が違っています。後半の"crazy for you"で音の流れが変わって、続く"know" のC#でグッときますよね。なぜこの音の変化でこんなに印象が変わるのかについて、いろいろ当時考えたのですが良くわかっていません。こういう音の味付けができるミュージシャンは凄いなと思った次第です。ここはひとつ音の魔法と結論しておきましょう。もしわかるかたがいらっしゃったらぜひご教授ください。
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